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2014年3月

2014年3月10日 (月)

徳島にいってきた 2014

祖母の13回忌ということで、菩提寺のある徳島に行った

この祖母の命日に78歳となった施主である父は、
さすがに足腰が弱くなってきて、杖こそ撞いていないものの、
歩けば、転びそうなほどに体が前傾してしまう

もう一人での遠出や旅行は難しそうだし、
次に徳島に行くのは、一年半後の母の7回忌で、
その頃まで、健康でい続けられる見込みも低くなってきたので、
いつもは法事だけで帰ってくる徳島行きに、
同じ徳島は三好という吉野川の上流域にある、母方の古い墓参と、
途中にある、古い町並みが美しい脇町と貞光町を見るプランを組み込んだ

徳島でレンタカーを調達し、法要後、一路、徳島自動車道をおよそ70km
吉野川SAのスマートICで降り、寂しい駅前を過ぎて川筋をいくらか遡る
墓参用の駐車スペースに着くまではICからほんの5kmほどであり、
途中には仏花を買うに充分なスーパーまである

と、ここまではとても便利なのだが、
区画など無い典型的な古い墓地なので、いつも墓石を見つけるのに苦労する
今回も、20分ほど探した

今回墓参した面子で、この墓を最後にお参りしたのは父である
おそらく7~8年ほど前のことだろう
私が最後にお参りしたのが13年ほど前
関東からでは、さすがに滅多に墓参できない場所とはいえ、このざまである
罰当たりなものだ

見つけたのは私だが、驚いてしまった
探し当てた墓には、新しいおしきみが供えられており、
地域の風習か、お米粒と、小銭も供えられていて、
それに、墓石と周囲に、水が打たれたばかりだったのだ

ほんの今、どなたかがお参りしてくださったようだった

実は、この墓石の施主の一人である祖母は、高齢になったある頃、
ここへの墓参を諦め、私の運転する車で地元を廻り、
旧縁の方々に墓守を依頼して回った
14年ほどの前のことである

そのどなたかが、恐らく我々の来るほんの少し前に、
お参りして下さっていたのだろう

墓石の脇には、掃除用と思しき箒が備えられていた
亡き祖母の依願に、今も応えてくださっているその情景は、
静かで、胸にぐっと来るものだった

父も、祖母が亡くなった直後に、
改めて、墓守の依願にここを訪れているのだが、
もしかすると次がないかもしれないこの墓参でこの光景を見て、
感銘を受けているようだった

お礼を伝えるだけの時間が無いのが残念だったが、墓を後にし、
徳島方面へ12kmほどのところにある貞光町を訪ねた

貞光町は、知名度こそ低いものの、
完全に観光地化しきった脇町と並び、
うだつ(防火壁)が豪壮なことで有名な、剣山登山口の町である
脇町と異なり、今なお、ほぼ観光地化しておらず、
電柱も電線も自然とそこにあって、人が少なくて、素朴で、
天邪鬼な私の嗜好にぴったりハマる場所なのだ


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貞光町の街並。店舗はほぼ全て地元向けの自営業

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建物両袖に二層のうだつが聳えるのが特徴

さらに徳島寄りに10kmほどにある脇町へ

途中、わざと吉野川名物の潜水橋(増水時に水没する橋)を渡った

動画はこちら↓

吉野川には同様の橋が何本かあり、今もふつうに利用されている

さて、脇町
こちらは映画の舞台にもなったほどの場所だけに、
沿道の店舗に軒並み観光客向けのテナントが入る完全な観光地だ

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観光客相手のテナントが並ぶ脇町の街並

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本当に綺麗だけど、時間を止めた街には生活感が無いことが残念

脇町には短時間だがちゃんと車を停めた
父も、苦労しながらも、この街道を少し歩いていた

脇町の至近にある脇ICから再度徳島自動車道で徳島まで戻り、
空港に着いたのは、出発便の定刻70分前だった



いつもは、法要前日の午後に到着し、夕飯に徳島の幸を味わうだけで、
翌日の法要を済ませると、そのまま午後の便で帰ってくる徳島行
ちょっとギリギリの行程だったが、年老いた父にも少しは喜んでもらえたようだ

私がこの墓に参るのは数度目で、貞光と脇は2度目の訪問だが、
いずれも今回が初めてだった兄も家内も、綺麗に手の入った墓に喜んでいたし、
貞光でも脇でも、しきりに写真を撮影していた

少しは、いい旅の思い出になったと思う



母方の私の祖母の旧姓は「幡鉾(ハタホコ)」という珍名である
今回お参りした墓は勿論この幡鉾家のものなのだが、
祖母は嫁入りして姓が代わり、この墓を共同で建立した祖母の2人姉妹の妹は、
結婚せずに亡くなってしまったので、うちの幡鉾姓はそこで絶えてしまった

この苗字は徳島の山間部に由来するようだ
字面から想像するに、徳島山間部の祖谷渓に落ち延びたという、
平家に関係していた?なんてロマンも感じるが、もはや何もわからない


もし、父が元気に次の法事を迎えられたら、
そのときにまたお参りしたいと思っている

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