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2013年5月

2013年5月31日 (金)

汚い夢

酷い夢だった

デキ婚した人物を罵倒している夢だった

そういうことはしたくないから、
そういう人とは関わらないようにしているのに、
それを夢でやってしまうだなんて・・・

夢というのもずいぶん意地の悪い奴だ


夢を見た日は大学で教えた日だった

確かに、ずいぶん疲れていた

その夢から覚めて、起きては、

「こんな夢見たくないんだよ!疲れてるのに!!」

と憤っては、また同じ夢に入り込んでいった

それ自体が夢だったのかもしれない


夢を見たのは、5月30日の夜だった

もう、この世から5月30日がなくなればいいのにと思う

きっと死ぬまで思い続けるだろう

電気街の今

秋葉原と言えば、電気街である

少なくとも、10年ほど前までは誰に訊いてもそうだったはずだ
それが、オタクの聖地というイメージになったのは、いつ頃のことだろうか?

今や、秋葉原は、誰に訊いても、アニメ、メイドカフェ、AKB48といった、
新世紀サブカルチャーのメッカというイメージだろう


先日から、久々にオーディオの整備を始め、
幾つか、専門店でないと手に入らないものが必要になった

今は通販でたいていのものを買えるが、直接行けば送料を節約できるし、
何より、秋葉原の今をこの目で直接見たかった

そしてそれは・・・
かつては一坪商店がびっしりと詰まっていた高架下がシャッター街になってはいないか、
メイドや、それにうつつを抜かすオタクさんたちで気持ちの悪いことになっていないか、
といった、怖いもの見たさでもあった


先日、広尾にある病院に定期の外来診察に行った帰り、
運動を兼ねて、秋葉原まで歩いて行った

麻布から六本木、霞ヶ関を抜け、桜田門から皇居の御前広場を横切り、
神田の小川町あたりを通れば、秋葉原の御茶ノ水側に出る

秋葉原に来たのは、ほぼ10年ぶりだ

まず、総武線の高架下にある有名電気パーツ店へ

店があるのは、秋葉原としては外れになるのだが、いるいる

女子高生になりきっている、明らかに20歳以上の女の子や、
舞踏仮面をつけた奇妙なおねえちゃん

どうも、客引きビラを配っているようだった


向かったパーツ店は全国的に有名なだけに、お客さんも多く、
ここは繁盛しているようだった

ひとまずは何も買わずに店を出て、秋葉原駅直下の高架下に向かった

こここそ、一坪ほどの電気電子パーツ店がびっしりと並んでいる、
秋葉原電気街の中心部だ(と思う)

入ってみると、予想に反して、シモタ屋の数はさほど多くない


ただ、平日の午後ということもあってか、客足は寂しいものだった


何軒かを見てまわり、そのうちの一軒で探していたパーツを買った

支払いの際に、店主に、最近の電気街の様子を尋ねてみると、
店はさほど減っていないように見えるが、実のところは、
空店舗に力のある店が支店を出していることが多いのだそうだ

となると、必然的に、街で手に入るパーツのバリエーションも減ったのだろう


駅直下の高架下を出て、再度、先ほどの有名店に戻り、
残りのパーツを買って、秋葉原を後にした

街を歩いていると、どこに目を向けても、
アニメのキャラクター画像が目に飛び込んでくる
それは確かに、10年前には想像もつかない光景だったが、
群がっている客の外見自体は、10年前とさほど変わらないように見えた

もともと、秋葉原に集う客層の潜在嗜好として、
アニメやアイドルというものが有ったのは、ほぼ間違いない
私自身、その一端であるという自覚があるのだ


メイドカフェやAKB劇場に興味が無いわけではない
そのような世界で悦に入ることが出来たら、
きっと私ものめりこみ、満たされていたに違いない

幸か不幸か、私は小心者で、周りの視線が気になって仕方がないから、
そういう場に入り込むことができない


ちょっと後ろ髪を引かれながら、21世紀の秋葉原を後にした

2013年5月 5日 (日)

5月5日

今日は岡崎律子さんの命日

消え入りそうな歌声が、本当に消えてから9年

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整備したオーディオからは、息遣いまで聴こえてくる


どうぞ、安らかに・・・

連休の一日

定休日以外、店を休むのを極端に嫌う姑も、
ゴールデンウィーク中は、一日だけ店を閉め、
娘と、その婿である私と一緒にちょっと出掛ける

昨日は、その臨時休業日だった

今年、私は、群馬の横川から旧信越本線の碓氷峠旧線を歩こう、と考えていた

姑は、アブト式の旧線に何度か乗車している
ちょくちょく、その思い出話を楽しげに聞かせてくれるのだ

以前、有名なメガネ橋の周辺だけ歩いたことがあったので、
今回は、それを横川駅から熊野平信号所まで踏破しようと思っていた

ところが、去年、伊豆松崎まで足を伸ばした際に、
渋滞に巻き込まれ、帰りも遅くなり、いささか疲れたことを根に持つ嫁が、
今年は近場にしよう、と、私のアイデアをまさに一蹴の元に却下した

で、どこに行ったかというと、市内の公園である


近すぎだろ


と思った


が、行ってみるとこれがよかった


その公園は、市立の緑化園というもので、要するに植物園である


駐車場の入り口に整理人員が出ていたものの、駐車場は充分空いていて、
なおかつ、その駐車場も公園も無料だった

何がって、まず、これが良かった(笑)


公園は広大というほどではないが、隣接する自然公園と相まってなかなかのボリュームである

生垣のアプローチを抜けると、小ぶりな西洋式の幾何学形状の花壇に、
パンジーを見事に咲かせていた

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真ん中に茶の木で狭山市章を模った西洋式花壇

周囲には、ハンカチノキやコデマリ・オオデマリ、藤、ツツジ・サツキといった木の花も植えられている

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花の形がハンカチに似ているからハンカチノキらしい・・・

花以外にも、高木の林や、自由に遊べる芝生の広場もあって、
なかなか飽きさせないデザインである

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林の中では新緑の木漏れ日の美しさに洗われる

庭木や薬草をまとめている区画もあったりして、実に興味深かった

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超花盛りのこれはモッコウウバラ。ハナムグリの羽音がうるさい(笑)


園内に商業施設は無く、露天商なども出ていない
あるのは、植物に関する相談窓口を持つ管理棟とトイレ、
飲み物の自動販売機ぐらいだ


その商売じみた感じが無いのがまたいい
また、出店が無いと、静かで変な匂いもしない
考えてみると、これは、植物園に大切な環境である

芝生広場で、親子が野球遊びに興じてたり、シートの上で弁当を広げていたり、
休日を思い思いに過ごしている様がとても心地よかった





靴がほしい、と姑が言っていたので、
ちょっと足を伸ばした東松山に最近出来た、
ピオニウォークというショッピングモールに向かう

途中、国道407号が越辺川(オッペガワ)を渡る高坂橋のすぐ下流に、
古い橋が残っているのを、地図と航空写真で見つけていたので、ちょっと立ち寄ってみた

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越辺川左岸から見る島田橋。なんと橋脚まで木造である

石の河原で、小学生たちが泳いでいたり、小さな姉妹と父親が釣りをしていた

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橋から下流の眺め。いい風景

橋の名称すら知らないで訪ねたのだが、
対岸に渡ってみると、こんなものがあった

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埼玉はロケ地としてあちこち利用されているが、
ここもこんなに使われていたとは・・・・

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そういわれれば、「JIN」でこんな構図があったような・・・

驚いたことに、この島田橋、なんと現役である

それも、幅1.8m、重量1.5tまでの制限つきだが、車も渡ることができるのだ!


私の車も渡れる条件だったが、やめておいた

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地元の軽が渡っていく・・・歩行者は嫁と姑。

ここは、あくまで私の趣味で立ち寄ったのだが、
嫁も姑も面白がってくれてよかった


ここからピオニウォークまでは、車でほんの数分
幸い、なかなかいい靴が見つかり、
先月米寿を迎えたばかりの母の日のプレゼントとして贈らせていただいた


帰りの高坂橋を先頭に、2kmほどの渋滞に遭遇したが、
高速道路に比べればいくらでもない

近くでも、充分楽しめて、尚且つたいして疲れない、連休の一日だった

2013年5月 1日 (水)

人の命の儚さ

土曜日の朝

週末の朝陽を嬉しく浴びていると、珍しく家内もやってきて、
整備したオーディオから流れる音楽を二人で楽しんでいた

しばらくすると、静養で、和歌山の家に滞在している父から電話が掛かってきた
私が、毎年夏に帰省して滞在する家だ

父は、声に感情がモロに出る

なにか好からぬことがあったなと、すぐにわかった

しかし、その内容は、心の準備をはるかに超える衝撃的なものだった



集落の中の、仲良くしている店の若女将が亡くなった、とのことだった



去年の夏にも、友人一家と一緒にこの店で夕飯を食べた
そのときの若女将は、多少疲れた表情で、口数も少なかったが、
にこにこと愛想を振りまいてくれていた

それから僅か8ヶ月での癌死だった


若女将は、家内と一緒に和歌山に行くようになった2年ほど後に嫁いできた
笑顔のとても可愛い人で、ちょっと内股でペタペタ歩く姿が愛くるしかった

他のお客さんがいなくなってから、立ち入った話をしていたら、
なんと、家内と同じ歳ということがわかり、一気に打ち解け、
以来、毎夏、ちょっとしたお土産を持参したりと、小さな交流を持つに至った

滞在中だけのお付き合いで、それ以上の交流は無かったのだが、
毎年、彼女の笑顔を見るのは我々の大きな楽しみだった
それに、土地勘の無い家内にとって、こうした知り合いが出来るということは、
1つの安心だったようだし、また喜びだったに違いない



そんなわけで、父からの電話を一緒に聞いていた家内は、絶句してしまった


どうする?
遠いけど、お別れしに行くか?


電話のあったのは土曜日の朝
お通夜は日曜日で、告別式は月曜日だが、
家内は、月曜の夜勤を休めないから、出られるのはお通夜だけである

スケジュールを考えると、交通手段は車しかない

かなりの強行軍になるが、若女将が亡くなったのはあまりに残念で、
ある意味、嘘であってほしい、という願望も幾らかあり、行くことにした



土曜の夜9時半に家を出て、実家に立ち寄り、父の礼服を引っ張り出し、
圏央道、中央道、名古屋高速、東名阪道、名阪国道、西名阪道、阪和道を辿った
夜通しの長時間運転を考慮して、途中3回、仮眠を取り、
南紀田辺ICに着いたのは日曜日の昼1時前だった

いつも行く割烹レストランで昼食を済ませる
沓海老、鯵寿司、ひとはめ・・・
こんな時でも、海沿いの街の魚料理は美味い

午後3時ごろに家に着き、仮眠を取ってから、身だしなみを整え、
午後6時からのお通夜に行くため、家を5時ごろ出る

開式の30分前に着き、会場に案内され、
ご主人はじめご遺族にお断りして、若女将のお顔を拝見した


目のあたりに、少し疲れが溜まっているようだった
肌は、黄変していた
小さく、細くなってしまっていた
しかし、にこやかな笑顔で、静かに寝ていた


当然だが、本当に亡くなっていたのだ

同じ歳の家内が、若女将をじっと見つめている姿が、実に寂しかった

一時間足らずの式のあと、姑さんと少し話した
実は、お舅さんも昨年末に亡くなっていて、不幸が続いてしまっていたのだ

長年連れ添ったご主人に続くように、可愛いお嫁さんに先立たれて、
きっと寂しいことだろう
どうか気を落とさず、また夏に来るから元気な顔を見せてくださいと、
何の力にもならないであろう言葉しか掛けてあげられない自分が疎ましかった



道沿いのスーパーで夕飯の惣菜などを買い、家に戻ったのは夜7時半過ぎ
買ってきたもので夕飯を済ませ、30分ほど仮眠を取り、夜の9時半に帰路に付いた

帰路から望む山の上の斎場は暗かった
あそこで夜伽をするのは寂しいことだろう



来た道をそのまま辿り、やはり途中3回仮眠を取った
それでも、日が高くなってからの中央高速で睡魔に強襲され、
思えば思うほどに危ない状況に直面した
それでも何も起きなかったのは、若女将とお舅さんが守ってくれたのかもしれない

家に着いたのは、月曜日の正午過ぎ
その頃、若女将はもう骨になっていたことだろう

おかげさまで、その後、午後3時ごろ、家内は夜勤に出て行った



総走行距離は1,370km余り
向こうでの滞在時間は6時間余りだった


告別式まで出られたら、お棺に花を詰めることもできたかもしれない
冷たくなった頬に手を当ててお別れできたかもしれない

お通夜に出るためのだけに、15時間以上も車を走らせたことを、
若女将が喜んでくれたかどうか・・・

死者を悼む気持ちは、生き残った者の勝手でしかない

身勝手なようだが、
見送ることができて良かった、見送られる側も喜んでいるに違いない、
そう思って、あの、斎場のある暗い山の頂に思いを馳せた



夏に行けば、店は超繁忙期
他の一般客がいる手前、若女将やお舅さんの話は出せまい
寂しくなった店で呑む酒の味は、料理の味は、どのようなものだろうか

今でも、にこにこ笑いながら、
いらっしゃい、と声をかけてくれるように思えてならない



可愛い47歳だった



どうぞ安らかに・・・

607MOSその後

サンスイの607MOS PREMIUMのミューティングリレーを交換したのを機に、
オーディオアンプの典型的な調整をひととおり施してみた

オーディオアンプというものは、かなり際どい設計がなされているようで、
情報のない時代には、知識のない人間は自分で調整など出来なかった

それが、私のように電気回路の知識のない人間でも出来るようになったのだから、
情報化社会というのは凄いもので、有り難いものである




607MOS PREMIUMの回路は、Advanced α-X Balanced Circuit と呼ばれるものになっている
この方式は、スピーカー(SP)端子の[+]は勿論、[-]にも別個のアンプが搭載されている

いわゆる、バランス型、というやつである

ところが、ふぅん、と感心しているだけではいけない

この方式の場合、SPの[-]端子とボディーは絶対に短絡してはならない
また、SPの[-]端子同士も、絶対に短絡してはならない

という、特殊な注意点があることを、まず留意しておかなければならないのだ

さて、ネットの先達の情報をもとに、このアンプの調整項目をまとめると、以下の通りだ

1.DCバランスの調整(パワーアンプ部)
 1-1.SP[+]端子とボディアース間の電圧の0[mV]調整
 1-2.SP[+]端子とSP[-]端子間の電圧の0[mV]調整

2.DCバランスの調整(コントロールアンプ部)

3.バイアス(アイドリング電流)の調整



いずれも、

・SP端子からSPケーブルを外しておく
・入力セレクターで選択した入力端子は、ショートさせる
・筐体上蓋を開け、電源投入後30分以上経過後に測定を開始する


こと


なお、テスターの測定レンジは全て[DC mV]である

3.の項目は「電流」であるが、測定自体は電圧で行う
電圧を調整して、電流をコントロールするということなのだろう

テスターはデジタル方式が精密で便利だ
私はアナログテスターしか持っていなかったので、デジタルを買い足した
中国製で、裏蓋を開けると電線が外れているような代物だったが、
それを修理さえすれば普通に使えた
送料込みで1,000円でお釣が来るのだから、安くなったものだ



なお、ここに書いたのは、あくまで私の個体で成功した記録である


調整時には、ショート対策など、細心の注意を払う必要がある


また、これを書いているのは、電気回路の知識がまるで無い素人である


ここに書いてあることを鵜呑みにして、何かトラブルが生じても、
私には何も出来ないし、何の責任も取らないので、
全ては自己責任で行っていただきたい


テスターの先が回路を短絡させないだろうか?
半固定抵抗を回すドライバが周囲の素子を短絡させないだろうか?
抵抗を回しすぎて、過電流が流れて壊れてしまわないだろうか?

知識が無いだけに、本当に怖かったので、
冗談抜きに、神棚にお供え物をし、

貴重な素子を搭載したアンプが壊れないことを
祈ったほどである(笑)




さて、上記の調整項目の詳細は、以下のとおりである


1-1.SP[+]端子とボディアース間の電圧の0[mV]調整

 テスター位置・・・SP[+]端子と筐体(Phonoアースなど)
 測定条件・・・POWER AMP DIRECT1、SPスイッチON、音量ボリューム最小
 調整箇所・・・パワーアンプ基板上の半固定抵抗「HOT-GND」
         L/Rとも、時計回りで電圧値上昇

  この電圧は目まぐるしく変化するものなので、
  概ね、数値の変動の境が0mVになるように調整した


1-2.SP[+]端子とSP[-]端子間の電圧の0[mV]調整
 テスター位置・・・SP[+]端子とSP[-]端子
 測定条件・・・POWER AMP DIRECT1、SPスイッチON、音量ボリューム最小
 調整箇所・・・パワーアンプ基板上の半固定抵抗「HOT-COLD」
         L/Rとも、反時計回りで電圧値上昇


2.DCバランスの調整(コントロールアンプ部)
 テスター位置・・・SP[+]端子とSP[-]端子
 測定条件・・・INTEGRATED、SPスイッチON、音量ボリューム最大
 調整箇所・・・プリアンプ基板上の半固定抵抗※


  ※正面から見て左側面の金属ボディ前側の上部に、縦長の開口部があり、
   その奥に半固定抵抗が上下に並んでいる
   上の半固定抵抗がSP端子L側の調整用
   下の半固定抵抗がSP端子R側の調整用
   いずれも時計回りで電圧値上昇

3.バイアス(アイドリング電流)の調整
 テスター位置・・・MOSFET搭載基盤上の[0 E G E 0]端子※
 測定条件・・・POWER AMP DIRECT1、SPスイッチON、音量ボリューム最小
 調整箇所・・・パワーアンプ基板上の半固定抵抗「BIAS」

  このアンプは、この項目の規定値が明示されていないので、
  まずは現状を測定し、その値を参考に調整を行う


  ※色を付けて説明する
   [0 E G E 0]の[0]にテスター「-」を、[E]にテスター「+」を繋いで測定し、
   次に、[E]にテスター「+」を、[0]にテスター「-」を繋いで測定する
   L/Rで合計4組の[E][0]があるので、それぞれの数値を測定する

   私の個体の場合、絶対値で、最小値が22.9mV、最大値が26.0mVだった


   調整は、テスターを繋いでいる[E][0]の組に近い半固定抵抗[BIAS]で行う 

   SP端子L側は、SP端子に近い側が、時計回りで電圧値上昇
   フロントパネルに近い側は(-)値で、反時計回りで電圧値上昇

   SP端子R側は、SP端子に近い側が(-)値で、反時計回りで電圧値上昇
   フロントパネルに近い側は、時計回りで電圧値上昇

   [E][0]の端子は裸で、その間隔は相当狭い
   ショートさせないよう細心の注意が必要である


   ちなみに、私は、[E][0]に合う形状のコネクタの付いた電線を接続し、
   これにテスターを繋いで計測・調整した


   最終的に、私の個体は、±22.8mVで調整した


いずれの半固定抵抗も非常に敏感で、尚且つ動きが渋いので、
テスターのmVレンジで小数点以下第一位まで調整するには、かなりの執念が必要である
テスターの数値を見ながら、ほんの少しずつ、徐々に回して調整し、
小数点以下の調整の際には、抵抗を回転させる、というより、
回転させたい方向に、ドライバーで徐々に力を与える、ぐらいの繊細さでやる

くれぐれも、ネジを回す感覚でぐるっと回転してはならない


調整が終わったら、そのまま放置し、30分以上あとで、各数値を再度測定し、適宜再調整する


なお、この、「電源投入後30分」という条件は、、トランジスタの性質に由来する

トランジスタ、というか半導体は、温度によって抵抗値が変化するという性質を持つ
電源を投入すると、トランジスタにアイドリング電流が流れ、発熱するので、
この温度が一定にならないと、測定値が安定しない
そこで、トランジスタの温度を安定させるため、概ね30分通電するというわけである
なお、私は、3月から4月の時期に、部屋の窓や出入り口を閉め、
電源投入後2時間経ってから測定した



上記の全ての測定を終え、スピーカーを接続して、音を鳴らしてみた

しかし、残念なことに、音が右に寄るという現象は解決していなかった


そこで、これもネットで多々見受けられた、半田の劣化、を確認すると、
メインのMOSFET自体の半田は健全なようだが、
各所の小さなトランジスタの半田が、妖しい状態になっているようでもある


そこで、ひとまずこれらのトランジスタの半田だけ、再半田してみた
もともとの半田にコテを充てて溶かしながら、新しい半田を追加する
半田には、昔買ったオーディオ用と銘打つ、錫60%鉛40%のものを使用した


半田の修正後、改めて上記の数値の再チェックと再調整を行い、
再度、スピーカーを接続して音を鳴らしてみた


音が右に寄る症状はスッキリ治っているようだ
また、左右の偏りが解消したからか、音に深い奥行きを感じられるようになった
この感覚は、購入当初に味わっていたものだ

また、先に行っていたミューティングリレーの交換や上記の調整による効果も、
一気に実感できるようになった

まず、中音の艶やかさと厚みが格段に向上した
また、低音もとても瑞々しく、量感が格段に向上した
この中低音は、聴いていると、音が沸々と湧き出して迫ってくるような印象で、
ものすごい迫力である

これは、ミューティングリレーの接点が安定したことや、
やはり先行して行っていたスピーカーのウーファーエッジの軟化処理との相乗効果なのかもしれない


607MOS PREMIUMは、6Ω負荷で出力55Wと、どちらかというと非力なアンプで、
接続しているダイヤトーンのDS-700Zというかなり大きなスピーカーを、
充分に駆動できているかよくわからない印象が購入当初からあったのだが、
調整、改修後の今は、十二分に満足できる音であり、
新品で購入して以来、最高にいい音が出ているように思える


惜しむらくは、高音だ

私のDS-700Zの左ツイーターは、ずいぶん前のある日、死んでいたのだ

原因は不明である
まさに、気が付いたら死んでいたのだ

仕方なく、右のツイーターの配線も外し、
代わりに、ヤマハのNS-10MMTという小さなスピーカーを、
バイワイヤリング接続して鳴らしている

再生周波数はヤマハのほうが広域まで保障しているし、
これはこれでちゃんと鳴っているのだろうが、
やはり、DS-700Z単体の音を聴きたいものだ


最後に行った半田のやり直しは、相当に効果があったようなので、
仕事が落ち着いたら、特に熱的に厳しいパワーアンプ部を改めて観察し、
より広く再半田を行いたい



改めて記しておくが、

上記の内容は、自己責任で行ってください

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