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2013年4月

2013年4月 1日 (月)

オーディオアンプのミューティングリレーを交換した

私が使っているSANSUIの607MOSPremiumは20年以上前に作られた製品だ

購入して2年ほどで、音質が劣化する不具合が生じ、
その処置として、ミューティングリレーを交換している

この部品、音楽信号そのものが通過するわりに劣化しやすい構造で、
私のアンプのように、20年近く経てば、もう劣化していると考えるべきもののようだ

かなり前から、音質が不満だったのも、幾分音が右に寄っていたのも、
今年に入ってから、片方のスピーカーから音が出ないことがあったのも、
恐らく、この部品の劣化が原因のようだった

この部品の交換が、古いアンプの音質改善に効果的であることを教えてくれたのは、
古いアンプを修理した先達による、ネット上の情報である

ということで、今回、改めてこの部品を交換することにした

ミューティングリレーというのは、スピーカーのための保護装置のようなもので、
アンプから過大な出力が生じていないことが確認された後に、
スピーカーとアンプとの回路を開通させるスイッチである

純正品は、オムロンのG5R-2232C-SADというもの
現在でも純正品が入手できるという情報もあったが、
それより更に高品質のG2R-2-AULという部品があるとのことだったので、
今回は、その高品質部品に交換することにした

メーカーは同じオムロンなのだが、カタログには掲載されていない
流通量も少ないようで、正直、見つけるのに苦労した

アスカ情報サービスという電子部品の通販店も在庫を切らしていて、
やっと見つけたのは、企業間取引専業のチップワンストップというサイトだった

幸い、個人事業主の私はユーザー登録でき、こちらを利用することができた

Sp1030603
omron社製『G2R-2-AUL DC24』。ずっしりと重い。

いろいろ調べると、どうも、オーディオ用の特注品らしい
性能を高めるために、接点が大型化され、表面には金が貼られているそうだ

Sp1030633
G2R-2-AULのリレー接点。大きな接点に金が貼られている
Sp1030632
G5R-2232C-SADのリレー接点。先端が2分割されているが、接点自体は小さい

Sp1030616
リレーの取り付け基盤。メンテナンス性は極めて悪い

Sp1030617
交換後のリレー。使っていないB回路のリレーは交換しなかった

ついでに、接点の一つ、フューズをクリーニングした

Sp1030618
フューズは一旦外して、取付端子と共にメラミンスポンジで磨いた

Sp1030619
607MOS-Pの底面。配線の6N化や削り出し端子への交換などをている

片方のスピーカーから音が出ない不具合は、今回のリレー交換で完全に直ってくれた

しかし、出力が右に寄っている症状は治ってくれなかった

なお、高音質部品に交換したことによる音質の改善効果となると、
これは非常に感覚的なもので、先入観や願望に強く影響されることを、経験上理解している
こういった心理的効果をプラシーボ効果と言うらしい
私も、20年前は、その心理的効果にいいように振り回されていた

その苦い経験があるので、今回は、自分の耳を完全に疑って音質を確かめてみたが、
それでも、このリレー交換による音質向上効果は大きかったように思う

中低音の量感とか、高音の透明感といったものは確実に向上したように思う
まるで、止め処なく溢れ出るような量感だ

写真でわかるように、私の607MOS-Pは、年代なりにかなり古びているが、
接触不良を起こしていた入力セレクターの分解清掃を一年前に行った以外、
今のところ不具合は起こしていないようだ
貴重なMOS素子もまだまだ健全に見える

今回の修理で、また機嫌良く働き続けてくれるといいのだが・・・
とりあえず、出力の右寄りは、何とかして改善したいものだ


取り外したリレーは、ケースを外し、
コピー用紙にアルコールを染み込ませたもので接点を掃除してみた

Sp1030620
ケースの一部を切り取らなくても、精密用マイナスドライバー2本で分解できる

リレー右下の数本の黒い筋状のものが、接点の汚れである
僅かな汚れにも見えるが、通電不良を引き起こすには充分な汚れなのだろう

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