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2011年12月

2011年12月31日 (土)

Perfumeの『心のスポーツ』に見えるヤン・ハマーとの親近感

ヤン・ハマー(Jan Hammer)というキーボーディストがいる

アメリカのロックバンド、ジャーニーのギタリスト、ニール・ショーン(Neal Schon)と、
もう30年も前に、アルバム『UNTOLD PASSION』を製作している

ワールドワイドを意識しているポップなジャーニーとは明らかに路線の異なる、
ネイティヴと表現すればいいのか、いかにも外国といった雰囲気の音とメロディーで構成されていたこのアルバムが大好きだった

持っているのはアナログレコードなので、聴くには気合いが必要

なので、最近はもう何年も聴いていなかった

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『UNTOLD PASSION』


なのに、昔の記憶ってのは強烈なんだな

Perfumeの『心のスポーツ』を聴いて、ぱぁ~っとこのアルバムの持つ雰囲気を思い出したのだから


『心のスポーツ』では、曲のサビと、特に終盤に、Perfumeが謡う主旋律と併走するように、
懐かしいシンセ音が別のメロディーを謡っている

そのメロディーは、主旋律を信用しきっていて、とっても自由
まるで、楽譜の上をひらひらと飛ぶ蝶のよう
楽しそうに飛んでいる表情が目に浮かぶようなのだ

この、シンセの音と旋律が、
ヤン・ハマーとニール・ショーンのアルバムを彷彿とさせたのだ

『UNTOLD PASSION』では、ニール・ショーンがギターで主旋律を弾き、
ヤン・ハマーのシンセが、それに寄り添うように、親和性の高いメロディーを辿っている
それがとても心地いい


久し振りに、気合いを入れて聴いてみたけど、Perfumeとは似てないなぁ

でも、雰囲気の問題だから



そういうわけで、41歳の私には、『心のスポーツ』はとっても懐かしい

ちょっと、ホロリと来ちゃうんだな


可愛くてかっこよくて懐かしいなんて、、最強だよ


ところで、今の若い子は、『心のスポーツ』に哀愁を感じるのだろうか?
それとも、100%可愛い、という印象なのかな?



作曲の中田ヤスタカ氏が、『UNTOLD PASSION』を意識しているかどうかはわからない


ただ、私はこのようなメロディーセンスが好き


30年前にこのメロディーを創造していたことを凄いと思うし
現在、この雰囲気を醸し出すセンスも気持ちいい



まさに、スルメ歌



紅白ではレーザービームを唄うようだが、
心のスポーツ、いつかステージで聴いてみたい





2011年12月29日 (木)

Tomato n' Pineへの期待度とジェーン・スーの存在感

ジェーン・スーという音楽プロデューサーがいる

ちなみに、こんな名前だけど純日本人である

この方、TBSラジオ、ザ・トップ5の木曜日にコメンテーターを担当しているのだが、
話も面白ければ、相手の話を聞き出すのも上手い
言葉遣いはとても女性的なのだが、ハスキーな声と、
ずけずけとした物言いがとても爽やかで聴き心地が宜しい

ある番組で、アラサー女子に関する考察といったような内容のトークを繰り広げていたのが私にはツボだった

これはそのトークの録音(ニコ動より)
注:人によっては爆笑してしまうので注意してください

ところで、彼女がプロデュースしているミュージシャンが、
Tomato n' Pineという女子3人組ユニットである

ザ・トップ5の木曜日には、その最新作、『ジングルガール上位時代』がよく流れていた

PuffyとPerfumeを混ぜて簡単にしたようなメロディーと、思いっきりアイドル寄りの歌詞

なかなか可愛くて、うまくいけばヒットメーカーになりそうだ

が、その一方でまざまざと感じたのは、本家(?)Perfumeの、Tomato n' Pineの何枚も上を行く音楽性だ

Perfumeの『心のスポーツ』について、"スルメ歌"という評価を見掛けたのだが、
確かに、聴けば聴くほど、上手いし可愛いし味わい深い
そして、存在感がなんだかもう堂々としている
聴いているだけで、"確たるもの"を感じてしまう

ちょっと、格が違う感じだ

もはやベテランといっても良いほど活動歴が長いPerfume
その間に、音楽性についての葛藤もあったようだが、
それを経ての今のPerfumeが持つ"確たるもの"の存在感はとても大きい

キャリアが違うから、今、単純に比較するのは酷だろうし、比較自体に興味はない
ただ、今の時点では、Tomato n' PineとPerfumeとの間にはかなりの差があるのは確かで、
歌を聴いていると、それを嫌でも認識させられる

それは、ずっしりとした重みを感じるほどの差だ

でも、それで当然だし、それでいいんだと思う

今は、ね



これから先、あれだけ魅力的なトークを繰り広げるプロデューサー、ジェーン・スーに大いに期待し、
Tomato n' Pineを、Perfumeクラスに育ててほしいです

ちょっと期待できます

頑張れ Tomato n' Pine & ジェーン・スー


でも、ジングルガールの「Wo!」とかYeah!」とかの掛け声と、
間奏中のセリフは要らなかったと思うなぁ、スーさん

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Perfumeと同ジャンルかどうかは不明なんですが、7時58分♪ってところが可愛い

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こちらのデビュー曲のほうがPerfumeっぽいかも

黒豆を焚く '11

さらに経験をつんだ2013年版はこちら



今年も、黒豆を炊き始めた

昨年と全く同じ手順だが、使用材料と時系列を記録しておこうかな

鉄鍋:容量5リットルのステンレス鍋(こだわり無し)
黒豆:但馬篠山小田垣商店の但馬黒大豆を2袋(昔からコレだから・・・・)
砂糖:日新製糖株式会社の『きび砂糖』を400g(和三盆っぽい)
煮水:トリハロメタン高除去の浄水器を通した水道水を2.3リットル(こんなもんでしょ)
醤油:キッコーマン超特選丸大豆醤油を50ml(たまたま口が開いていたから)
食塩:伯方の塩を小さじ1(上に同じ)
重曹:小さじ1(上に同じ)
古釘:数本(江戸時代の農家に使われてたヤツ)
釘袋:ティーバック用の不織紙(よくあるヤツ)
落蓋:クックパー


12月28日午後10時30分

鍋に水を入れて強火で沸かす

同時に、黒豆を水洗いする。皮を傷つけないように。
今年の豆は泡立ちと濁りが多めに出て、洗い水を3回交換した
洗い上がったらザルに揚げておく

12月28日午後11時00分

鍋の水が沸いたので、調味料すべてを投入して火を消す
重曹の泡立ちが収まったところで黒豆と古釘を投入する
鍋に蓋をして、そのまま一晩放置する

12月29日午前09時00分

蓋をしたままの鍋を中火に掛ける

12月29日午前09時30分

表面に泡が浮いてきたので、鍋の蓋を開け、泡すくいで泡を取る
沸きそうになったところで、1カップの差し水を注ぐ
これレも、浄水器を通した水道水
差し水をすると大きな泡が出るので、これも取る
泡を取り続け、再度沸きそうになったところで、1カップの差し水
また大きな泡が出るので、同様に取る
程なくすると泡が落ち着く。それまで泡をとり続ける

12月29日午前10時00分

泡が落ち着いたところで、火を最弱火に弱め、
クックパーで落し蓋をし、鍋に蓋をする

これからこの火加減のまま、6時間以上の煮込みに入る

12月29日午後05時30分

火を落とし、人肌に温めた新聞紙でくるんで断熱し、徐冷に入る

12月30日午前08時00分

開封
豆は例年に比べると若干硬めの仕上がり
もう少し強い火で煮てもいいかもしれない
つゆが少し濁っている
これは煮始めの時点で皮の破けた豆を取り除かなかったことが原因
皮が破けただけで、高価な豆を捨てるのは勿体ないのでこれでいい
味は相変わらず淡泊
つゆを別の鍋に取り、煮詰める
つゆの濃度を優先して豆を入れたまま煮詰め続けると、たぶん焦げ付く

概ね、例年どおりの出来映え


つまり、コツは、ゆっくり時間を掛けて煮ることと、煮終わったら完全に冷えるまで急冷させないこと
特に蓋は絶対に開けないこと


これさえ守れば、ちゃんと美味い黒豆が出来上がる

今更、Perfume

当時、NHKのリサイクル推進キャンペーンのCMを見て、この子たちかわいいなぁと思った

その後、ちょこちょこテレビで見るたびに、テクノポップというジャンルにちょっとした新鮮さを感じていた

一時期、トーク番組もやっていて、その喋りもとても魅力的だったし面白かった



なのに、マトモに一曲聞くこと無く過ごしてきたこの5年が惜しいです


つい先日、TBSラジオのザ・トップ5で、『心のスポーツ』という曲が掛かった



恋はきっと そうねきっと
心のスポーツなんだけど運動不足 なの♪



ほほほ~~~

なの♪って

なんてキュートな歌詞でしょう?




そして、テクノながらも聴き心地のよいメロディーライン、
3人のかわいい声の背景のあちこちに散りばめられた、キラキラのサウンド




ばっちり心を掴まれました




これは売れるわけだわ~




『心のスポーツ』は、つい先日売り出されたアルバムの中の一曲だ
先行発売のシングルが目白押しのそのJPNというアルバムにあって、
非シングル曲であるこの曲が一番いい、という方も多いようだ




わかるわ~





一昨日、昔の日本レコード大賞の受賞曲がラジオで流れていた
その中に、YMOのTOKIOがあった


すごいなぁ、30年前のテクノが、今聞いても何ら古さを感じないなんて


そんなふうにも思ったけれど、
Perfumeの、あるいは作曲者中田ヤスタカの影響が大なのかな



間違いなく大だろうな


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参りました。キュートでかっこよくて死にそうです。なの♪が最高

2011年12月27日 (火)

誹謗中傷の実態?

ニコニコ生放送を見ていて驚くのは、多くの一般人が生放送を発信していることだ



一人でブツブツ喋っているだけの人
背景をスタジオ風に飾って、DJかMC気分に浸っている人
歌を謡っている人
楽器を弾いている人
踊っている人
コスプレしている人
食事している人
ペットを撮し続けている人

実に様々な私生活露出番組が溢れている



そして、顔を出しての放送も多い

恥ずかしくないのだろうか?



そして、ニコニコの生放送なので、コメントが投稿されるわけだが、
そこでは、顔や体型への誹謗中傷が当たり前に連打される

それこそ、本人の目の前で言えばイジメだろう、というような、

ブサイクとか、キモいとか、消えろとか、

そういう言葉が容赦なく投げ込まれる

ところが、である

そんな言葉が投稿されても、
出演者の殆どが、あまりへこたれないのだ


所詮はコメント、無視すればいい、といった心持ちなのだろうか?





これは、完全なジェネレーションギャップだなぁ





ニコ生を見て、私は、今の若い世代がどんなものなのかまるっきり判っていない、
ということがちょっとだけ判った気がする



私の下の世代、或いは、私の見えていない世界には、
まったく異次元の世界が広がっているのかもしれないな



本当に驚きである



そして、おもしろい





2011年12月26日 (月)

金持ちに縁があっても

私の仲人をしてくれた方は、秩父に大きな工場を持つ、ほにゃらら電工の工場長夫妻だ
その奥さんは、非常に有名な広告代理店の偉い方の秘書をしている


つまり、社会的地位も持っていれば、金も持っている方々である


クリスマスイブの日、そのお宅がホームパーティーに招いてくださった

シュリンプのバーニャカウダ、キッシュ、スペアリブの照り焼き、ロメインレタスのサラダ、鯛のカルパッチョ、高級チーズ、シャンパン、ワイン、ワイン、ワイン・・・・



どの料理も綺麗で美味しい



様々なパーティー料理の腕もある奥さんと、知識欲の塊のような旦那さん



こうまで差があると、劣等感は芽生えないもので、むしろ快感すら覚えるものだ




仕事のほうでは、普請費用だけで数千万円もの家を建ててしまう方々が相手だ

その中には同世代の方もいたし、年下の方に出会うのも時間の問題だろう


家内も、和裁をしていた頃には、それこそ一反数百万円から何千万円というものまで扱っていた
そんな反物が仕立て上がって納められるお客さんも、これまた桁外れな金持ちである


でも、私ら自身がそんな家を建てたり、着物を誂えらえるようにはならない




金持ちには縁があるが、金には縁がないのだ





幸田露伴の名著『五重塔』は、全編が似たような下りである


今も昔も変わらないってことだ




そういえば、私はいい男にも縁がある

不思議と、なかなかハンサムな男と知り合うのだ

美人が、そうでもない人を友人に持つという話はよく耳にするが、
私の場合は、それの男版か?


かもしんないな



最近はいい女にも縁があるのだが、こちらは友達にすらなれない



まぁ、当然だな

話題になってた?

初めて、このブログがツイッターの影響を受けた


モバゲーという携帯電話向けゲーム会社の、クリスマスCMのヤボさについて書いた先日の記事が、
数名の方に、ツイッターで話題にされたのだ


一人目の方は、記事のリンクを貼っただけ

そのリンクを辿って私の記事を読んだ数名の方が、感想を書いている

この、ほんの数名のツイートを辿って、60名余りの人が記事を閲覧しに来たのだ




まるで、ねずみ算のような印象である



しかし、ブログを一年半やっていて今更だが、
どこの誰かもわからない人が、私の文章を読んでいるんだなぁ



私の知らない間に、私の書いた記事が話題に上がっているのがちょっと薄気味悪い


でも、たいした影響力だ



しかし、あのCMの女の子が新垣結衣だとは判らなかった

あの子、ドラマ「ドラゴン桜」での不良少女役は魅力的だったが、
あまりにテンションの低い人柄に、今では魅力を感じなくなってしまった


ゲームしながら彼氏待ちそうな女の子だわ、確かに

まともな返信を書いていただきたい件

私は、ことビジネスに関する文章については、
ちゃんと意図が伝わるように、改行などにも気を遣っているつもりである
勿論、書いた文章は何度か必ず推敲して、意味が取り違えられる危険は取り除き、
返答を求める案件には番号を振るといった工夫も尽くしている


なのに、だ
その内容の一部にしか回答してこない返信の多いこと

すぐには回答できないから、残りは改めて、といった風情ではない
まるっきり欠落した内容が帰ってくるのだ


別に、慌てて対応しなくてはならない内容ではないのに、一体これはどうしたことだろう?



どうにも不思議だ



私の文章がダメなのだろうか?



そんな折、『最近の若い人は、長い文章を読むのが苦手だ』、という文章を読んだ


う~む・・・・なるほど、そうかもしれない


しかし、これは、必ずしも、『最近の若い人』特有の事象ではないのだ
50歳過ぎのオッサンでも、平気で間抜けな返答を寄越す人もたくさんいるから、いまいちスッキリとしない



もしかすると、言語能力の欠如なのだろうか?



私が働いているのは、理系の世界だ
その世界では、日本語として全く痛々しい文章を頻繁に目にするものである

そして、間抜けな返信を送ってくる人の文章も、ことごとく低レベルな日本語だ


「です・ます」と「だ・である」が入り乱れていることなど日常茶飯事で、
文法的にハチャメチャな文章が、それこそ跳梁跋扈している


やっぱり、理系出身者の、言語能力の欠如が原因と考えたほうが腑に落ちるな








私は、理系大学の建築学科の新入生に、
時代小説や恋愛小説、学術小説や新書などを幾つか例示して、このような本を読みなさいと勧めている

世間一般の社会人と接するにあたって、日本語能力の欠如は如何ともし難い欠点になるから、
まともな作家が著した文章に数多く接して、日本語能力を鍛えて欲しいのだ



これから社会に出る若者には、是非ともまともな日本語能力を備えてもらいたい

2011年12月22日 (木)

モバゲーのCM、ヤボじゃないですか?

モバゲーという会社が、山下達郎のクリスマスイブを使ったCMを流している

クリスマスツリーの前
彼を待つ彼女の手にはスマホ

お洒落に纏めたつもりなのか、CMの終盤には、

彼を待つ、モバゲーと共に

みたいな言葉が浮かび上がる




なんてヤボな・・・・




私なら、携帯でもスマホでも何でも良いけど、それを握りしめて、
どきどきしてときめいて、彼を待っているだけの彼女を写し、




こんな時ぐらい、ゲームのないひとときを




みたいなコピーを打つけどなぁ



だいたいなんだよ、クリスマスに彼氏待ってるのにゲームで時間潰すって

恋ってそうじゃないでしょうよ

いつやってくるかわからない彼氏をいち早く見つけたくて、
ゲームどころか、なんにも手に付かない、そんなものでしょうよ


そういうロマンチックはもうウケないんですかね?


JR東海のクリスマスエクスプレスのロマンチックを満喫してきた私は、
山下達郎のクリスマスイブを、こんな低レベルに使って欲しくないんだよな


ゲーム屋がゲームを否定するCMを打つのは勇気が要るだろうが、
日本に於いて、クリスマスは恋人達のためのときめきの瞬間でしょうよ

そんな時ぐらい粋にいってくれよ
ヤボだよ、あんなの

2011年12月20日 (火)

ニコニコ生放送という威力



ニコニコ動画、というサービスがあることは知っていたが、利用するにはユーザー登録が必要だし、
どうせYoutubeと大して変わらないだろうと思っていたので、ユーザー登録したこともなかった

先日になって、お気に入りの女子アナウンサーが、
オリンパスの元社長のインタビューを生放送で仕切ることを知って、
良い機会だから、ユーザー登録して、「ニコ生」という放送を初めて視聴した

その放送は、想像以上に有意義なものだった
進行のまどろっこしさや通訳の善し悪しなど、気になる点は多々あったが、
視聴者がリアルタイムで投稿する質問に答えるあたり、本当に生々しい生放送だった

今のテレビで、生放送の意味が感じられるのはTOKYO MXぐらいである

他のテレビやラジオでは、たとえ生放送でも、
お膳立てや事前打ち合わせで交わされたであろう取り決めを強く感じる
しかし、ニコ生にはそれがまるで感じられない
注目の人物の言葉が、ダイレクトに聞くことが出来た実感を得られたのは、新鮮な驚きだった


その後、福島第一原発で実労働したフリーランスの記者の会見の生中継や、
自由報道協会の福島第一原発の冷温停止状態に異議を唱える会見の生中継は、
実に見応えのあるもので、これぞ報道、と感じる番組だった
ペンは剣よりも強し、という言葉が、ここには生きているように思えた

そんな硬派な番組があるかと思えば、
一般人が、蕎麦を食べに行くドライブの様子を車載カメラから生中継する、
なんていう思いっきり軟派な番組もある
こんなもの何が面白いのか、とバカにしながらも、行き先に縁があったのでつい見ていると、
ニコニコ動画のもつ幾つもの機能に舌を巻くことになった

ニコニコ動画には、視聴者がコメントを投稿できるという特徴がある

更に、それを音読する機能があって、
配信者が運転中でも、画面を見ずに、閲覧者とコミュニケーションできるのだ

書き込まれた文字列の読み上げ方を、視聴者が変更できるという機能まであるのにはビックリしてしまった


昨日は、TBSテレビで水戸黄門の最終回が放映されていたが、
かつて格さんを演じた俳優伊吹吾郎と、出演経験のある若手女優寺田有希が、
その放送を見ている様子を生放送するという、
聞くだけだとなんとも不思議な企画が生中継されていた

伊吹吾郎が出るということで、どんなものか、怖いもの見たさで見てみたが、
撮影秘話や裏話、昔話をちょこちょこと挟んだりするものだから、ちょっと考えられないぐらいに面白かった
考えてみれば、視聴者は、コメント投稿機能などで、出演者に実体験などを聞くチャンスもあるわけだし、
逆に、出演者も、視聴者に質問すれば即座にコメントで返答するので、伊吹吾郎も楽しそうだった


視聴者数やコメント投稿数が表示される機能もあるので、
番組終了直前には、6万人以上の視聴者と、13万件以上のコメントが寄せられたことが見て取れた


なかなか凄い数字だと思う



しかし、これの面白さとは、一体何だったのか


殆ど台本のない進行が新鮮なのか、
芸能人と一緒に同じテレビを見ている感覚が嬉しいのか、
視聴者の反響と自分自身の感覚とを比較できるのが安心なのか、

一つのものを、別々の場所から、大勢の人が注視している

これは、昨年の、エボルタ東海道五十三次の時と同じ構造だ

進行は決まっているが台本はない
しかし、目的ははっきりとしていて、
みんなの興味の対象だけは共通している


みんなが一丸になって一つのムーブメントが起こる、
その共通のキーワードが、ここに透けて見えるような気がする



そして、このままだと、テレビはそっぽを向かれてしまうのではないか、そんな感覚さえ抱いている
たった数日、数本の放送を閲覧しただけで、である


ニコニコ動画、バカに出来ない存在だと思う


2011年12月16日 (金)

アンサンブルの素材が揃う

ウールアンサンブルの素材がすべて届いた



すべてヤフオクで仕入れたものである


ショッピングサイトも調べてみたが、デッドストック品の多い和裁材料は、
オークションが圧倒的な在庫を擁していて、安価だった


私は、競争入札は好きではない

今回も、極力競りは避け、即決か、或いは競争相手のいない、静かな出品を選んだ
競争相手が出来したらすぐに諦め、同等品を探した

オークションの使い方としてはイレギュラーかもしれないが、
私は、ヤフオクを、日本一の在庫量を誇る骨董店だと考えているから、それでいいと思っている


<反物>

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広幅キングサイズ。製造元は既に廃業していた

ウール85%に正絹15%の東京八王子産。深めの紺色
セーターのように、ふんわりした生地を想像していたが、かなりパシッとした生地だ
アンサンブル用なので、一本の長さは一疋=二反あり、ここから長着と羽織が裁ち出される
30年ほどのデッドストック品だが、虫食いや色褪せも無く、非常に良い生地だ
ただ、かなり黴臭い
年代物故に仕方がないのかもしれない
スチームアイロンを表裏に当てたが、さて、臭いは飛んでくれるか?
石川県輪島市から5,000円、送料800円


<羽織裏(羽裏)>

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下縁で光っているのは、旭化成の商品タグ

旭化成ベンベルグの既製品で、キングサイズの袷用
ベンベルグとは綿の種から取れる特殊な植物繊維で、質感は絹とよく似ているが、どっしりとしていて絹より強そうな感じだ
男物の着物は裏地で洒落るものだと言われている
しかし、現代的にどう洒落るべきか結局判らなかったので、
無難に、猛々しく吼える虎の絵柄という昔ながらの洒落方に落ち着かせた
なお、今回の買い物を検討し始めた当初は、襦袢地から羽裏を切り出し、安く上げる計画だったが、
手に入った襦袢地がそこそこの物だったのと、この羽裏が安く手に入りそうだったので、
手の掛かる先の方法は取り消し、通常の仕立に変更した
山口県周南市から1,000円、送料350円


<羽織紐、背伏、衿芯>

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左から羽織紐、背伏、衿芯

-羽織紐-
羽織の胸元に付いている、フサフサの付いた組紐。正絹100%
簡単に前を合わせられるよう、S環という小さな金物が付いている
紐や帯は、正絹でなければならない
化繊は結んでも締まりが無く、すぐ緩むからだ
大阪府堺市から1,000円、送料160円

-背伏-
長着の裏側で、背の合わせ目をカバーする帯状の布切れ。正絹100%
こんなもの端切れでも良かろうと思うが、端切れではごわごわして着心地が悪いらしい
確かに、この布は非常に薄い
兵庫県加西市から168円、送料80円

-衿芯-
襦袢の衿に縫い込む芯。純綿100%
厚手の晒のような白い布切れで、かなり厚みがある
確かに、芯にするにはこのぐらいの物が必要だろう
神奈川県旭区から150円、送料80円


<襦袢>

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絵羽長。山河の図柄。裾は折り畳んでいる。産地は不明

裁ちはあらかた終えているが、未仕立品。正絹100%
正絹の生地をじっくり触るのは、実はこれが初めてのこと
さらりと触るとあくまでさらりとしていて、ぎゅっと触るとぎゅっと締まる
なんとも気持ちの良い手触りである
染ムラとシミ有りとのことだったが、全く気にならなかった
神奈川県神奈川区から2,980円、送料700円


<半衿>

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もとは色無地の掛衿と思われる、半幅の反物

襦袢の衿に縫い付ける付け衿。正絹100%
男物の半衿は無地と決まっているようだが、所詮は砕けた人間が着るので、
思い切って柄物にしてみた
色は無難に鼠だが、小さな青海波が織り出されている
東京都世田谷区から380円、送料80円





以上、締めて13,038円!


んー、安かったぁ~

普通だったら反物すら買えないぞ、この金額では




ただ、今まで手掛けてきた殆どが女物だった家内は、
男物の羽織を裁ち出す自信が今ひとつ無いらしい
長着は女物とそんなに変わらないが、羽織はかなり特殊な仕立だそうで、
専門学校時代、修業時代の資料を引っ張り出して、いろいろと研究している

まぁ、いつ誰から注文を受けるか判らないのだし、
いい経験の機会だと思ってくれていると良いのだが・・・・


ちなみに、仕立て代の相場を調べてみると・・・・

ウールアンサンブル・・・35,000円の上
単衣の襦袢・・・15,000円前後
地熨斗・・・5,000円前後

などとなっている
仕立屋によってまちまちだ


しかし、実際に掛かる手間と技術と日数を考えると、これでも出血大安売りといった印象である
地熨斗、見積、裁ち、仕立・・・そのうえ手縫いともなれば、付きっきりでも全部で48時間以上掛かるのではないか?
理容室が小一時間で4,000円程度なのだから、仕立代だけでも10万円ほど掛かっても文句は言えまい


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ウールの反物をスチームアイロンで地熨斗






日本各地のデッドストックを寄せ集めて作るアンサンブル着物


今回は、石川県や山口県からの出品もあった
そのあたりの地図を見て、現地の風景をパッと脳裏に思い浮かべる
出品者の方が、その町を、私宛の荷物を抱えて荷受窓口まで歩いている
あぁ、こんな所にお住まいの方が、こんな所で長い間眠っていた品物が、
何かの縁でここまでやって来たんだと、感慨に耽るのを楽しみにしている


反物は八王子産。八王子は、狭山からそんなに遠いところではない
恐らく、30年以上前に生産された反物が、石川県に出荷され、
長い時間を掛けて、八王子とさして離れない狭山に戻ってきた
その間に、製造元は跡形もなく無くなっている
その時間を思うだけでも、ある種のロマンを感じる





良い着物になりますように・・・・

2011年12月14日 (水)

「ザ・トップ5」が面白い

今、kakiiinの後継番組として、「ザ・トップ5」という番組が放送されている



これが、えらく面白い



TBSの局アナ1人と、コメンテーター1人の2人が進行する番組で、
いろいろなランキング上位5位を紹介しながら、それをネタに自由奔放に喋りまくっている

火曜日はアンディーこと安東弘樹アナウンサー
水曜日はオモリーこと蓮見孝之アナウンサー
木曜日は、大仏ナタリーダムこと小林悠アナウンサー

局アナだから無難な喋りに徹するのかといえば全く異なり、
他局の番組など序の口、試食品には平気でダメ出しするし、
私的な話題に熱中してコメンテーターにドン引きされていたりと、
アナウンサーのストレス発散の場なのではないか?と思えるほどだ

そこが面白い

大仏ナタリーダムのダム話など、かなりツボだった




kakiiinは、どちらかというと硬派な音楽番組だった
高名なミュージシャンを迎えての番組だったのだから当然で、それはそれで面白かった
しかし、月曜日だけになったkakiiinには、レギュラー出演のミュージシャンはいないようだ

番組制作費の縮小故の改変なのだろうが、
ザ・トップ5は思いのほか面白い番組に成長している

TBSラジオ、kakiiinが月曜日を除いて終了したことを知ったとき、「kakiiinの再開を」という記事を書いたが、
その願望は、ここに撤回することにする



いけいけ!ザ・トップ5!




月曜日に残っている駒田健吾アナウンサーのkakiiinは、
できればかつての他の曜日のテイストを織り交ぜながら、続けて欲しい
特に、デーモン小暮閣下の「ご当地の乱」には、再登場していただきたい


ところで、同時間の金曜日に放送している番組は、MCの男の喋り方が気取っていて嫌いだ

番組宣伝がたまに流れるのだが、それでさえ聴いていると鬱陶しくてゾッとする


ちょっと前のテレビドラマ「火車」で、上川隆也が寺脇康文に、

『その、芝居じみた喋り方、どうにかならないか?』

という、うんざりしたセリフがあった
まさに、そんな気分である



似た話では、やはりTBSラジオの22時からのDIGという番組の水曜日を担当しているコメンテーター

自分の喋りたいことをペラペラ喋って満足しているかのような様子が何としても嫌味で、どうにも聴く気になれない


ま、聴かなければいいだけの話だけど




安住紳一郎アナウンサーの話術は飛び抜けていると思うが、
それ以外にも、良い味のアナウンサーを確保していて、TBSラジオは聴き応えがある

2011年12月12日 (月)

日曜天国in神流町

実際に公開録音に参加された方のレポートとしては、こちらが充実しています

私は公開録音に参加していませんので悪しからず・・・・




昨日、TBSラジオの人気番組、安住紳一郎の日曜天国が、群馬県神流町で公開放送を行った


まったく、信じられない


場所柄、かつては信州や武州、上州への交通の要衝として賑わっただろう
しかし、今となっては全国で高齢化率を競う程に過疎化の進んだ山村集落である
現在の町の人口は2400人程らしい

その山間の小さな町に、関東キー局の人気ラジオ番組が、放送機材やスタッフごと、そのままやってきたのだ

いや、そればかりではない
番組でツアーを組んで視聴者から参加者を募り、大型観光バス5台で乗り込んだというのだ

バス一台に50人として、250人
出演者とスタッフは、合わせて30名ほどだろうか

なんだかんだで、おおよそ300名

それが、老若相含めても人口僅か2400人の集落に押し寄せるのだ
それも、人気番組の公開生放送
ラジオの前では、行きたくても抽選に漏れて行けなかった2000人以上の応募者と、
その何百倍の視聴者が聞き耳を立てている


これを信じられようか・・・・


しかし、実際に行われたのである

あぁ・・・・想像するだけで興奮する




私は、あまりに早い集合時間(高崎駅に朝7時45分)に応募を諦め、家で放送を聞いていた

ある程度のお祭り騒ぎになることは予想していた
町総出のイベントになるだろうとは思っていた

しかし、オープニングで聞こえた会場の拍手で、想像以上の大騒ぎになっていることがひしひしと伝わってきた

会場は小学校の体育館
そこには、町長・議長をはじめ、町議会議員全員が顔を揃えていたらしい

校庭には、地域の商店や組合が総出で出店を張り、
町の商店も、通常は定休日のところ、店を開けて迎えていたそうだ


ラジオで聞いていた私も、放送以外の実際の町の様子を知りたい

こんな面白そうなイベントだから、
参加者の誰かが、USTREAMで生中継すると期待していたが、見つからなかった
ブログやツイッターはどうだろうかと、あちこち検索してみたが、これも殆ど公開されていない

こんな時代なのに?

ところが、ある方のブログには、大人の事情で、という表現で、現地のリポートを避けていた

神流町商工会のホームページでも、何一つ語られていない

この情報の少なさは、どうしたことだろう?

どこに、こんなに厳しく規制する理由があるのだろう?
神流町の観光PRにもなろうというのに


これは・・・・

もしかすると、ドキュメント番組の一つでも作るつもりではないだろうか?


ラジオの信号を送信するために、NTTが回線敷設工事まで行ったイベントである
なのに、主催者は安住紳一郎アナウンサー個人だった
そんなこと可能なのだろうか?
それに、公開放送の開催方針が決定してから、実際に開催されるまで一年近く掛かっている
参加者に配られたという栞には、番組のヘヴィーリスナーでもある日本を代表する水彩画家、
永山裕子さんが描き下ろしたと思われる、素敵な絵が使われているという凝りようだ

ドキュメント番組一つ作るに充分すぎるネタの数々ではないか

実は、TBSテレビの取材陣が同行していたのではないか??
情熱大陸あたりでやるのではないか???


そうでないとしても、想像しているだけで楽しい


期待しないで待っていよう




私が神流町界隈を知ったのは10年以上前のことだ
紅葉を楽しむために、秩父から信州佐久へ抜けるべく、地図から自分で探し出したルートの途中にそこはある

この谷間はかなり幅が広く、明るい
ここに辿り着くまでの道はかなり険しいので、広々としたこの地に着くとほっとするのだ

つい先月、紅葉を見がてら市街地を通った時は、
公開放送まで未だ二週間以上あったからか、特別変わった様子は感じなかった
しかし、その時に立ち寄った幾つかの店が校庭で出店を張っていると、安住アナウンサーの口から発せらるのを聴いて、
あぁ、あんなに平静だったあの店員さんも、来るべき一大イベントに胸を躍らせていたのかもしれないと、
身勝手な親近感を楽しんでいた


イベントの大成功自体は、地元に大きな達成感をもたらしたことだろう
しかし、これは恒久的なイベントではない
恐らく、町の長い歴史の中で、一際特殊な出来事として記録されることだろう
そして、一過性のブームは、時に燃え尽き症候群をもたらす
祭のあとの今、あの山間が、過剰に寂しい雰囲気に包まれていないことを祈るばかりだ

あの町の美味いおなめを、時に買いに行こう
町内には4つもの味噌醸造蔵があるそうだから、食べ比べるのも楽しそうだ

私にできることなど、その程度のごくごく小さなことである

2011年12月 7日 (水)

錦秋

下界も紅葉が美しい時期になった

Sp1030437
彩の森入間公園南口の銀杏

よく晴れた週末、近所の公園の前を通りかかると、
銀杏がみごとに色づいて、金色の絨毯で辺り一面華々しかった

この辺りは武蔵野の雑木林もかなり残っている
コナラや山栗の紅葉は、近くで見てもそれほど綺麗ではないものの、
遠くから眺めると、なかなかの色合いである



寒くなってきた
この目の覚めるような紅葉も、あと数日で寒々しい景色に変わることだろう


たまらん痒い

昨今、この古くて一般受けしない記事を訪れてくださる方が少なくない
その殆どが、iPhoneユーザーのようである
いったい、何事だろう?(以上2015年1月追記)

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しもやけである


両足のかかと、外縁、指先が、たまらん痒い

小さい頃のしもやけは痛痒かった
触ると痛いから、撫でるように掻いたものだ
しかし、ここ最近のものは、とにかく痒いだけである
多少爪を立てて掻いても痛くはない
でも、掻き毟ったところで治まるわけではないから、まったく質が悪い

元々、私の手足はとても冷たい
お湯につけても、ストーブに当たっても、すぐに冷たくなってしまう
41年の人生の中で、この冷たい手を温めることができたものは一つしかなかった
もう、それも無くなってしまった


私のしもやけは、温めてもマッサージしても良くならない
そこで、薬に頼ってみることにした

まずは、ヒルドイド
血行を促進する作用があり、塗ると温かくなるが、しもやけは治癒しなかった

次に、フルコート
強力な薬だが、これも今ひとつ効果は感じない
それもそのはず、皮膚が壊れるほどの重傷向けなのだとか

最後に、フジアローH軟膏
オロナインの類似品(どっちがオリジナルかは不明)
こいつは具合がいいみたいだが、根本治癒にはほど遠い


仕方がない・・・・

奥の手を使おう


久し振りに、浴槽に湯を張って温浴することにした


うちは、湯船に湯を張って入浴することが殆ど無いから、
汚れたまま放置している浴槽の掃除からやらなければならない
古いFRPには黒カビが染み込み、排水口には髪の毛がこびりついていた
一苦労して洗い落とし、給湯のスイッチを入れる
給湯器がちゃんと動作してくれてホッとする

この湯船に浸るのは、去年の冬至の柚湯以来のようだ

ほぼ1年ぶりの温浴
少し熱いくらいの湯加減に、湯ノ花の入浴剤
さすがに効く

暫くすると、しもやけで痒い部分が、ぱ~っと膨らむような感覚になる
血管をしごくように、弱くマッサージすると、膨満感が徐々に薄れていった


風呂から上がると、体がポカポカと温かい
こんな感覚、久し振りだ
とても気持ちいい

あまりに気持ちよかったからか、寝つきも良かった



目覚めると、足の痒みはどこかへ消えていた


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赤みが消えた踵。足袋は靴下より暖かいので愛着している




湯船に湯を張る

誰でも、毎日のようにやっている日本の習慣だが、
私はこれが贅沢に思えて、ずっとシャワーで過ごしてきた

しかし、40を過ぎ、体も徐々に老化して、冷えもきつくなってきた
浴室の冷気に耐えつつ浴びるシャワーに快適さは少なく、
忍耐と節約とのバランスは崩れてしまったようだ


これからは、週末ぐらいは温浴しようかな
温泉旅行に比べれば、安いものである

2011年12月 6日 (火)

着物が欲しい

浴衣は3着持っている
いずれも、家内が手縫いしてくれたものだ

Sp1030317
最新作の浴衣。


私は衣料に関して素人だが、その仕立上がりを見ると、
素人目から見ても、家内の和裁の腕には素晴らしいものを感じる

さすが、島津貴子女史の着物を何着も縫った腕だ

しかし、今はその腕を商売道具にしていない
体がきつい、ということもあるし、そもそも時代がそれを許さないのだ
皇室御用達の日本橋の呉服店が廃業する時代である
仕立だけで今の家内の収入を得るのは困難だろう

残念だが仕方がない

だから、私だけが、その腕を振るった浴衣を着て、
皇室御用達の仕立てなんだぜと、内心ニヤニヤしている

ところが、和服は浴衣しか持っていない
着物となると、反物だけでも相当に高価だから、手が出なかったのだ

それでも、年始のご挨拶に着られるような、アンサンブルが欲しい
これは、家内と出会う以前から、ずっと思っていた

大島紬のアンサンブル着たい!

とか、訳もわからず思っていた


年明けから手掛けていた現代工法の家が竣工し、そのお披露目に行ったとき、お世話になった方への挨拶回りに、家内の仕立てた訪問着を着ていけば、
きっと話題にもなって、ちょっとは気に留めてくださるのではないか?と、ふと思った

もしかすると、家内に仕立を注文してくれるかもしれない

そうすれば、この腕前を少しでも多くの方の目に触れさせられるかもしれない



ヤフオクで反物を探してみた

昭和40年代頃、日本人の体格が大きくなってきたのに合わせて、
幅広で長い反物が出回り始めた一方で、和服を着る人は激減し、
多くの店が廃業して、そんな反物が売れ残った・・・・そんな経緯だろうか?
当時物のキングサイズの在庫が今になって破格で出回っている
正絹はさすがに高いが、ウールなら、アンサンブル=一疋=二反で数千円というものがそこそこあった
正絹だと袷にしないといけないし、冬ならウールも温かくて良さそうだ

家内と柄や色味を相談しながら、
幾つかの出物の中から、紺色の無地の反物を5000円で落札した

アンサンブルを仕立てるとなると、羽織の裏地も、着物の半衿も必要だ
襦袢も持っていない
しかし、それらも、破格な出物がちょこちょこあった

襦袢は、難あり品ではあるものの、絵羽長の未仕立品が3000円で手に入った
羽織の裏地は、この襦袢地から取るのだそうだ
着物の半衿は、男物の場合無地が無難だそうだが、明るい灰色に小さめの青海波の織り柄が入った物が380円で手に入った
このぐらいの柄物なら、悪くあるまい

羽織には紐が付き物だが、これも、正絹のものが1000円で手に入った

アンサンブルの反物と羽織の裏地、羽織紐、半衿、襦袢が、送料込みで1.1万円あまりで手に入った

これなら安かろう

無論、仕立を頼めば、その4倍以上は掛かるだろうが




できれば今度の正月に着たいが、さて、そんな時間を家内がとれるかどうか


素材が届くのが待ち遠しい




着物のお仕立てに興味のある方は、ぜひお問い合わせください

2011年12月 5日 (月)

アンプの手入れ

かつて、SANSUIと言えば、国産高級オーディオアンプの代名詞のような存在だった

その華々しい時代に発売された、607MOS Premiumというアンプを使っている
この機種には特別な半導体が使用されていて、音質に特徴があるために、現在でも人気がある

定価で13.8万円と、かなり高額な製品だった

しかし、残念なことに、購入から15年を過ぎる頃から、入力切り替えの接触不良を起こすようになっていた

ずっと治したかったが、若かりし頃に内部をいじった際、
その整備性の悪さに辟易したので、なかなかその気になれなかった

今回、気合も乗ったので、ついに分解整備に踏み切った


不具合を起こしている入力切り替えは5箇所

それぞれのスイッチ基盤を筐体から取り外すと、
基盤に植え付けられたままでは何の手立てもできない構造だったので、
迷わず半田を取り除き、切り替えスイッチを基盤から取り外した

ALPS製のスイッチだったが、
13.8万円のアンプでもこの程度か、と思うぐらいの安っぽい部品だった
勿論、分解整備など一切考えていない設計である

樹脂製の基盤を鉄製の外皮でカシメている構造だから、キズなしで分解することはできない

しかし、所詮は不具合を抱えた20年もの
開き直って、ペンチとニッパーでカシメを解き、接点部を取り出した
その気になれば、この手の部品の分解など簡単だ

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分解したPOWER AMP DIRECT切替スイッチ

内部は、以前吹き込んだ接点復活剤まみれだったので、
接点と、摺動する金属端子に無水アルコールを振り掛けて洗浄する

金属端子から目立った汚れは出なかったが、接点のほうがひどかった

白銀色の接点全体に、焦げ付いたような茶色い汚れが付着している
アルコールと綿棒でこすっても、綿棒は茶色く汚れるのに、汚れは殆ど取れない

Sp1030435
REC SELECTOR。端子端部が茶色く汚れている

これが、20年間の使用に伴い付着した汚れだろうか?
もしかすると、新品の時からこの状態だったのかもしれない
鉛筆で汚れをかき削り、再度アルコールと綿棒で拭き取って、やっとそこそこ綺麗になった

元のとおり組み立て、オーディオ用半田で基盤に植え付けた
以前は有り難がって使っていた接点復活剤は、埃などが混入すると却って接触不良を起こす原因になるので、使わなかった


鳴らして確認すると、接触不良は完全に治っていて、音も随分とすっきりしたように感じる



これで、また暫く楽しめそうだ




SANSUIは、数年前に殆ど倒産状態になってしまい、今はその名を冠する製品はこの世に発売されていない

少なくとも607MOSについては、配線の設計に整備性への配慮は殆ど感じられず、製品として稚拙な印象は否めない
しかし、旧型MOS-FETをもっとも有効に活用したと謂われるこの機種の、特に高音の音質は素晴らしく、
音質に定評のあるメーカーだったことを改めて実感した

それだけに、今の会社の状態は残念というほかない


いつか、時代が変わって、再度、製品を売り出すことに期待している

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