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2011年11月

2011年11月28日 (月)

車検と恋人たち

マツダのファミリアSワゴンに乗って、丸9年である
早いものだ

今年は4回目の車検を受けなければならなかった

前回は、ユーザー車検を試してみた
ネットで検査の予約を入れ、当日に自分で陸運支局に行く
受付で書類を受け取ったのかな?
支局前の訳わからんお店で、自賠責保険を支払ったり、重量税を納付したりして、
また支局に戻って簡単な項目を記入して提出し、検査車両の列に入った

建て屋の外で、検査員にホイールナットの緩み、ライトやウインカーの点灯検査などを、
建て屋の中で、排気ガス、ブレーキの利き具合、下回り、ヘッドライトの光軸検査などを受けた
光軸で2度も不合格となり、最後のチャンスでやっと合格したときはホッとした

気が緩んだせいか、フロントガラスに貼り付ける検査済みシールを紛失するという失態を演じたものの、
その場での再発行に料金が掛からなかったのは幸いだった

周りはみんなプロの車屋

慣れきった人々の中で、その独特の手順にまごつきながらの初体験は、
地方都市のバスの料金システムに直面したときのようにどぎまぎするものだった
それだけに、今でもその時の印象は深く、良い経験と思い出になっている

ところで、ユーザー車検に、あまり厳しかった印象はない
というのも、整備は検査後でも構わないからだ
問題があった項目は、後日整備してください、ということになる
で、その結果どういう経緯を辿ったかというと、整備をせずにそのまま乗ってしまったわけだ
たぶん、よくあるパターンだと思う
幸い、大きな不具合も無かったので、どうにかなってしまったのだ

そんなユーザー車検から、早2年
今回はちゃんと整備して検査を受けようと決めていたので、
いつもオイル交換などのメンテナンスを任せているドラスタ入間店に依頼した

その場で実施してくれた、私も立ち会っての事前検査で、まぁ出るわ出るわ出るわ・・・・

「足回りのココとココのゴムが破れてます、車検通りません」
「タイヤの溝がありません、車検通りません」
「発煙筒が期限切れです、車検通りません」

もうビックリである

そのほか、車検上の問題にはならないものの、パワステなどのベルト類、
ブレーキフルード、エンジンオイルなども交換時期を迎えていた

見積を作成した店員さんでさえ、
「ちょっとお値段が張ってしまいそうです・・・・」
と、申し訳なさそうに出してくれた見積書の額面は、納税分を含めてなんと15万円



お~~~ぅ Σ( ̄ロ ̄lll)





店員さんが率先して、
「この先、乗り続けるお気持ちが無いのでしたら、これほどお金を掛けるのはちょっと勿体ないと思います」
と言い出すほど、値の張る整備になってしまった

しかし、丸9年を迎えた車ではあるものの、さしあたって手放すことは考えていないし、
そうである以上、いずれもが近い内に必要となる整備ばかりだったので、
店の提案する全ての項目の点検と交換を思い切って依頼した

で、日を改めた土曜日に、整備検査を受けるべく入場した

店「では、整備と検査が終了する30分ぐらい前にご連絡いたしますね」
私「だいたいどのぐらい時間掛かりますかね?」

受け付けた店員さんと整備士さんが、検査項目の一覧を睨みつつ、所要時間を検討して

店「項目が多いので・・・・だいたい5時間ですね」


ぬ~~~っ Σ(゚д゚;)



まぁ仕方ない。それだけ整備項目があるのだから

かといって、整備中は手持ち無沙汰である
5時間となると、いくらなんでも店内を冷やかして潰せる時間を超えている

ところが、ここのドラスタは都合が良く、道を挟んだ向かいに入間アウトレットモールがあるので、そこで時間を過ごすことにした


モールはよく混んでいた

靴が欲しかったのに、ちょうど良いのが見つからない
いささかくたびれたので、珈琲と、チョコの入ったクロワッサンでひと休みする

家族連れ、友達同士、老夫婦、そして恋人たち
いろいろな人が、私の知らない人が、それぞれにひとときを過ごしている

みんな幸せそうだった

こんな風に幸せそうな笑顔を互いに見せ合えるって、素敵だな

日本全国、一体何組の恋人たちがいるのか判らないけど、
埼玉のここでも、名古屋でも四国でも九州でも北海道でも東北でも大阪でも、
素敵な時間を過ごしている年頃の男女たちがいる

やっかみを感じないと言えば嘘になる

でも、すべては私と無縁の諸行
私がどんな感情を抱こうが、自然の摂理によって、二人の愛によって、
物事は、社会は、時間は、恋は、ゆらゆらと流れ、移ろい、変わっていく
この掌から零れ落ちる甘く愛しき砂子のようなかつての輝きに、
変転流転の恨みの言葉を投げ掛けたとしても、その執着がなんの意味をも持たないことを、
ただ凡々と煩悩のうちに生きた41年であっても観念していただろうに、
いつまでも、引きずって心を荒ませてしまう

そもそも、その砂子とて、果たして本当の輝きを発していたのかどうか
否、輝かせてあげられていなかったのではないか、との悔悟の思いが去来する

二人並んで紙コップの珈琲に口を付け、きらめく笑顔で言葉を交わす恋人たち
その温かそうな存在は、私の範疇の外側に存在する現実

誰も私の存在になど気付いていない、意識していないのは判っているのに、
その場の雰囲気を乱さぬよう、そっと席を立ち、向かいの牛丼屋で、軽く夕飯を済ませた


5時間に渡る大整備も、そろそろ終盤の時間に近づいていた

店に戻り、店内を物色して時間を過ごす

やがて、あと30分程度で終了するので、店に戻ってきて欲しい旨、電話で知らせてくれ、
終了直前には、改めて、もうすぐ終わりますと電話が掛かってきた

親切なものだ


受付に出向き、整備を実施した項目の説明を受けた

幸い、追加整備は不要だったようだ
おまけに、不要だった整備も幾らかあったようで、見積より若干安く仕上げてくれた


綺麗さっぱり、掛かったお金を支払い、すっかり暗くなった道に乗り出す


足回りのジョイントもタイヤもオイルも新品になった9年目の愛車は、
乗り心地の角が取れ、また優しい笑顔で接してくれているように思えた

これを折り返しと思って、また一緒に過ごしていこう
そんなことを頭の中でつぶやいていた



車に人格など無い

私は、そこに人格を得ようと、人格を宿らせようと、人格があって欲しいと、年甲斐もなくロマンチックを求める

まるで、一縷の望みを託すかのように



一縷の望みなんて、気休めでしかないことを知ったというのに



それでも、心は自分勝手で・・・・



そういうものらしい



2011年11月25日 (金)

子供って、いいものですね

歩いて一分の床屋に行っている

今日は5時頃に店に入ったので、外はもう暗い

主人「日も短くなって、冬ってホントに気が滅入りますよね~」

店主は元やんちゃくそだ、たぶん、間違いなく
恐ろしく若作りで可愛い奥さんと一緒に仕事をしている

主人「昔はスキー行きまくってたけど、スキーもやらなくなったから、冬なんて最悪っすよね~」

そのうち、ご主人がハーレーに乗っている話になった
初めて聞く話だった
ハーレーに乗りたくて、限定解除したのが3年前
奥さんを後ろに乗せて、ちょくちょく走りに行くそうだ

すると、そんな父親を見た娘さんが、私も、といって大型免許を取得
ご自分でハーレーそれも新車を買ったというのだから驚く
そして、父と娘が一緒に走りに行くというのだ
父親が押しつけたわけでもないのに、だ


そんな話がこんな身近に実在するとは夢にも思わなかった


支払を済ませた後、御厚意で見せてくれたその単車は、
大工さんに普請して貰った立派なガレージに、とても美しく保管されていた
私はハーレーに憧れは持っていないが、初めて間近で見る名車は、
さすがに貫禄と質感が備わっていて、羨ましかった


しかし、何より羨ましかったのは、なつっこく育った娘さん姉妹の存在だった


ハーレーに乗っているのは妹さん
ハーレーに乗っていないお姉ちゃんがいるのだが、このお姉ちゃんがまた凄い

お父さんが免許を取るときには、お父さんの夢の実現のためなら、と言って、教習料を援助したり、
お父さんや妹さんに、決して安くはないハーレーのパーツをちょこちょこプレゼントしてくれるというのだ


どうやったらそんな風に育つのだろう?


ここのお嬢さんは出来過ぎた例なのかもしれないが、子供っていいなぁ、としみじみ思った

私も、娘を後ろに乗せて走りたかったな
実の子を持つ可能性を完全に失った後、初めて抱く感情だった


昼間、畑の草取りをしている時に、世話になっている先輩の野良人が、
 「若いんだから忙しくないとな。それに、これから子供つくって育てなきゃなんないんだからな。
  夜頑張んなきゃ子供なんてできないよ」
そう言って、忙しくて畑に来られなかったことを慰めてくれた


もうどんなに頑張っても子供できないんですけどね

そんなこと話しても相手を気まずくさせるだけだから、黙っていたけど




「あのね、キリスト教では、他人を羨ましがってはいけないのよ」


そう教えてくれたのは、中3の頃に好きだったクリスチャンの女の子だった
他人を羨む卑しい性格は、昔から何ら変わっていないということか


あの床屋から、ハーレーの排気音が聞こえるたびに、羨ましく思うであろうこの自分


どうにかして、変わらなきゃ


でも、どうやったら変われるのかな・・・・?

はからずも、再びの奥秩父

勤労感謝の日は、義母の経営する店舗の定休曜日と重なった
どこか行きたいところはないか?と、その娘が訊くと、
新蕎麦でも食べて、胡麻とササゲを買いたい、というリクエストが転がり出した

そりゃぁ、秩父だんべ

10日前にバイクで紅葉狩りに行ったばかりだったが、
勿論義母はそれに参加していないわけだから、また秩父に足を伸ばした

11時頃狭山を出たからか、道は空いていて、
10日前に行ったのと同じ蕎麦屋に着いたのは12時半頃だった
奥の座敷で法事の精進あげらしき宴会が開かれていて、実に賑やかだった
こういうところが、観光客しか相手にしていない店と違う
この店のメニューには、うどんやラーメンも並んでいる
だけど、秩父の新蕎麦を食べられる
こういう、地元の店が好きだ

地の農産物を買うのに都合がいいのは、農産物直売所や道の駅だ
いずれも、秩父市内に幾つもあるのだが、
10日前に立ち寄った、群馬県神流町の万葉の里で買ったもろみがあまりに美味かったので、
紅葉狩りがてら、もろみ目当てで神流町まで足を伸ばした

紅葉は、10日前よりむしろ鮮やかな印象
この10日間で里に下りてきたようだ
今年の奥秩父の紅葉は、山の上より里のほうが綺麗だった

峠越えは10日前と同じ土坂峠を使ったのだが、やはり、陰鬱な印象の道だった
10日前よりうんと天気が良かったというのに・・・・
この道の雰囲気というのはなんだろう?
谷の深さとか、土木構築物に依るのだろうか
かなり北に角度を振った道筋だから、西の山陰がそう感じさせるのだろうか
どうにも決定的に陰鬱な峠道である
同乗者が酔わないよう、つづら折りの狭い道を慎重に運転すること30分ほどで神流町に下り着いた

万葉の里では胡麻ともろみは売っていたものの、ササゲは無かった

しかし・・・・人の記憶なんていいかげんなものである
この道の駅、万場の市街地より土坂峠よりだと思っていたら、通り過ぎた更に向こうだった
市街地には、10日前より賑わいを感じた
いずれはゆっくり散策し、八幡神社にもお参りすることにしよう

来た道を戻り、県道37号を両神へ向かう
両神に行くのは初めてだ
温泉を併設する道の駅は立派で利用客も多かったが、ここにもササゲはなかった
そのまま旧荒川村に向かうと、町の外れの二股道に、素敵な奴が建っていた

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なんの説明看板も出ていないが、
白い3階建ての欄間部分に近寄ると、「近藤酒造」と文字看板が掲げられていた
奥には煙突もあるから、地元の造り酒屋の店舗兼事務所だろう
ただ、暫く営業していない風情だし、かといって観光施設にもなっていない
秩父の市街地なら扱いが違うことだろう
それにしても、こんな辺鄙なところに、よくもまぁこんな粋な物が建っているものだ
私はそれなりの専門家だから、見れば適当な建物か、ちゃんとした建物かは判る
こいつはちゃんとした建物だ
大正時代の建築だろう

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敢えて(?)逆光で・・・・

入り口の3階建てのドーマー屋根が実に良い
こういう擬洋風建築は、品格を持たせることが難しいようで、
悪趣味に陥ちいってしまった個体が多いのだが、この屋根は洒脱で、粋だ

なかなかの物である

廃業したのか移転したのか、それすらも判らなかったが、
ネットで検索すると、ついこの9月に、BS-TBSのミニ番組で扱われていた
それによると、廃業は7年前
後継者の断絶が原因だそうだ
最近になって、秩父ワインが、建物の保存とワインの貯蔵を目的として買い取り、
手を入れ始めたようだから、そのうち、内部を見物できるようになるかもしれない

行き違いのできない短いトンネルで小さな峠を越し、こぢんまりとした贄川宿を抜けた
贄川は古い宿場なのだが、観光地にはなっていない
昔の宿建築が、そのまま現代人の住まいとなっている
ある意味良好な保存状態であるが、残念なことに風景に魅力が乏しい
町並みを形作っている地形が劇的ではないのだ

荒川村の道の駅に立ち寄るが、やはりササゲはなかった
陽も傾いてきたので、最後に秩父駅の地場産センターに望みを掛けたが、
やはり、ササゲは手に入らなかった

こんなに手に入らないことも珍しい

ササゲって、旬は今じゃなかったっけ?


山はしっとり黄金色
ところどころに一際鮮やかな銀杏や楓が眩しかった

2011年11月21日 (月)

疲れた

忘れたいことは忘れられず、
覚えたいことは覚えられない

考えたくないことは考えてしまい、
考えたいことを考えられない

素直になれない
それが素直かどうかさえ判らない

泣きたいのに泣けない

人の世は人の世だけに、
自分の思い通りになんてならないことを、
頭では判っているつもりなのに、
それを受け入れることができない

全身がびりびりと痺れるほどに酒に酔い、
浮き世の憂さを拭おうと思えば思うほど、
その憂さが気分の上に影を落とす

愚痴る相手もいない
泣き言を聞いてくれる相手もいない

私に愚痴ろうとする人もいない
私に泣き言を吐き出して楽になろうとする人もいない

どこかに救いはあるのだろうか
峠のトンネルのように、遠い先に、出口の明かりが僅かでも見えるだろうか

コメダ珈琲とくだらない疑問

近所にコメダ珈琲ができたので、行ってみた

コメダって、たしか名古屋辺りで大規模に展開しているチェーン系のコーヒーショップで、
彼の地の名物である豪華なモーニングセットを楽しむことができる店だと思う


扉を開けると、仄かに杉の香りがした
杉や米松をふんだんに使った内装だ
テーブルも天然木のはぎ板だし、パーティションの笠木の装飾も凝っている
なかなか豪勢で、かなり明るいけれども落ち着く空間に仕上がっている

そして、店員の口調がとても穏やかで、声が小さい
それが、店の雰囲気と良くマッチしていた


喫茶店としては多いとも少ないとも感じない品数のメニューから、
ケーキと、1.5倍入っているというお得な珈琲を注文した

珈琲もケーキも、味はまぁこんなものかなーという印象
味で通い詰めたくなるほどのものではないかな


出しゃばりすぎないBGMに心地良さを感じながら、
メニューを見ていると、気になる物が載っていた

ソフトクリームである

ソフトクリームの何が珍しいかというと、その姿が、である

皿に載っているのだ

それも、クリーム部分が皿に載っているのだ

つまり、ソフトクリームが皿の上に横倒しになっているのである

店内で食べる以上、食べ歩く必要はないから、
ゆっくり落ち着いて食べて貰うべく、こういう形態を考案したのだろう


気になるのは、それをどう作っているのか、だ


ソフトクリームのクリーム部分はそれなりに柔らかいから、
通常どおり作ったソフトクリームをお皿に倒せば、クリームが型崩れしそうだ


では、皿に直接クリームを盛りつけ、そこにコーンを添えるのはどうか?

写真をよく見ると、クリーム一本一本の星形の断面が、皿に接している部分から上部にかけて、綺麗に連続している
皿を自転車のペダルを漕ぐように動かしながらクリームを盛りつければ、どうにか形になりそうだが、
クリーム中央部がしっかりとこんもりしているのが気になる
まんじゅうよろしく、中心部にクリームの塊がないと、盛りつけた後に上下に潰れてしまうのではないか?


気になって仕方がないので、落ち着いた感じの店員のお兄ちゃんに訊いてみた

私「このソフトクリーム、どうやって盛りつけているの?」

すると、驚く風情も見せず、呆れる風情も見せず、にこやかに答えてくれた

兄「普通に作ったソフトクリームをお皿に盛りつけるんですよ」
私「そんなんしてクリームは型崩れしないの?」
兄「お皿をクリームに横付けしているんです」




う~む、なるほど


それで会話が終わると思ったら、店員のお兄ちゃん、小さな声を更に小さくして


「実は・・・・僕、お皿に載せる意味がわからないんです」

ソフトクリームを注文すると、スプーンも一緒に出してくれるそうだ
つまりはケーキと同じ要領で食べてください、ということ
落ち着いた店内での提供の仕方としては悪い方法ではないと思うのだが、
店員のお兄ちゃんの頭の中では、ソフトクリーム=手で持って食べるという図式が固定化されているようだ


「言って頂ければ、普通の形でお出ししますよ」


思いの外、茶目っ気のあるお兄ちゃんだった






しかし、我ながらどうでもいいことが気になるものだ




こういう自分の性格、いささか持て余し気味である

こんな性格に振り回される周りの人が気の毒だ



近づくべからず、である


2011年11月18日 (金)

セレナーデ/岡崎律子

もう、僕はきみに必要な存在じゃないんだね


そんなことを思いながら、深まる秋を感じている



鬱病に苦しめられ、歩くことすらままならなくなっていた母は、
それでも、一人で留守番しているから、家族旅行に行ってきてと訴えた

とても放っておけないからと、父と兄が参加を取りやめたことを知った母は、
そんな風に思われたことと、そんな病気に絶望して・・・・

あれから、2年経った

一人で留守番するのは寂しい判断だっただろう
でも、大丈夫だから、という言葉を信じてもらえないことのほうが、
ずっとずっと寂しかったのだろう

誰かのお荷物でしかなくなった、そう自覚したとき、
人は死ぬほど悲しいのかもしれない





初めてのたからものよ
こんなにも好きになって

つよくてよわい心
時にはさびしがるけど

きみが笑うと それだけでもう嬉しくて
すべてが報われるんだ

うつむいてた日は ここから見てたのはぬかるみ
でも 今は空を見上げてる

途方に暮れる背中に
言葉をかけたいけど

どしゃ降りに濡れた肩を
すぐにも抱きたいけれど

いつもいつでも求めていてくれなくていい
どんな日も きみを知ってる

心の鍵をあけるのは強い力じゃなく
まっすぐに想うきもち

きみが笑うと それだけでもう嬉しくて
すべてが報われるんだ

うつむいていた日は ここから見てたのはぬかるみ
でも 今は空を見上げてる

今日もがんばろう 負けない強さを持とう
愛する人のためにも



岡崎律子/2003年



人を愛するということは、どういうことなのだろう

誰かを愛するって?

それは自然に訪れること?

それとも、努力して初めて得られること?

出会いは運命かもしれない
好き嫌いに理由は必要ないと思う

でも、愛は・・・・?


愛は、一生懸命生きる人しか、得られないと思う

愛は、一つの権利のような気がする

あなたは、一生懸命生きているから、愛し愛される権利があります
あなたは、一生懸命生きていないから、愛し愛される権利はありません



私は、一生懸命生きてきただろうか?

一生懸命生きているだろうか?



愛することさえ、他人から得る物だと思い違えて、41年も生きてきてしまった






「愛してよ」








それがただの駄々だと気付くのが、遅すぎた



軽薄な人生








彼女は病床から訴えた

お願いはひとつだけ 生きて 生きて・・・・



誰からも必要と思われなくなって、生きる望みがなくなったとしても、

そんなの、今だけのことよ

そう言って、生きてと言うに違いない





2011年11月17日 (木)

仕事部屋のスピーカーを交換した

私は、音楽を聴くのが好きなようだ

大学に入学してすぐに、家庭教師のアルバイトの上がりを注ぎ込んで、ステレオを買った

そのステレオは、20年近く経った今でも、豪快かつ繊細な音を楽しませてくれている

しかし、今の家は、仕事と趣味を一部屋で完結させる広さがなく、
ステレオと仕事部屋が別々になってしまっているので、仕事中は、ステレオの音を楽しむことができないのだ

で、一日の殆どを過ごす仕事部屋で、いかに音を楽しむか

長らく、割り切ってPC付属のスピーカーを使っていた
春頃からは、テレビを買い換えて余剰となったヤマハのスピーカーを、サンスイの安物のアンプで鳴らしていた
先月、そのアンプが壊れ、ソニーのアンプに交換した

ヤマハのスピーカーの高音の繊細さはなかなかの物だったが、低音の貧弱さは如何ともしがたかった
小型スピーカーの限界である

それは判っていたので、ヤフオクで低音専用スピーカーの中古を探していたが、全般的に人気の品物らしく、値段設定が高目で手が出せなかった

そんな中、ふとAmazonでサブウーファーを検索してみると、TDKのSP-XA80という中古品が売りに出ていた
サブウーファーとスピーカーのセット品で、1,500円とある
サブウーファーだけだとしても、この値段は安い

ネットで調べると、なかなか特徴的な技術と良好な音質で話題になった製品のようである

フラットパネルスピーカーという、平たい板を共振させて音を出すこの製品は、設置したスピーカーをどの位置で聴いても、聴こえ方がほぼ同じらしい
普通のスピーカーは、正面付近でないとまともな音は聴くことができないのだから、本当だとしたら大きな違いである

この特性が買われてか、その技術は、トヨタ車の車載スピーカーにも使われているそうだ

発売当初の取材記事によると、16,000円前後で販売されていたようだから、なかなかの高級品だ



届いた商品を鳴らしてみる

求めていた低音は十分な量感で満足だったが、驚いたのはその雰囲気だ

それは、なんとも興味深く、聴き心地の良い雰囲気で、
スピーカーが鳴っているというより、音がその場に存在しているという印象なのだ
あたかも空間に音楽を構築して、それを聴いているイメージである

スピーカーというのは、音が耳に入って音楽として聞こえるわけで、
いわば、頭の中で仮想現実を構築しているのだが、
それ故に、音源と耳の位置関係が変わると、雰囲気が大きく変わってしまう

しかし、SP-XA80は、どこで聴いてもその場で音が鳴っているように聞こえるのだ


これは、なかなかの雰囲気である


今までの記憶の中から、似た雰囲気のスピーカーを思い出すと、
そう、高級スピーカーブランド、タンノイに通じる雰囲気だ


低音と高音の調節もできて、それ用の有線と無線のリモコンまで付属している
入力は3系統も用意されているから、PCも、CDも接続できる
PC本体を机の下の操作し難い場所に設置している私にとって、これは有り難い


これは、良い買い物だった


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両端がSP-XA80。厚さ25mm。ウーファーは机の

紅葉(3)

急、というほどでもないが、つづら折りの狭い道を登り続け、やっとのことで八丁峠の長いトンネルに入った

まっすぐなトンネルで、出口が小さく見えている
照明はない
路面はガタガタで、途中で行き違いのための拡幅部分があるような、素堀の狭いトンネルだ

トンネルの先がやけに明るい
出口の先は谷底だろう

もし、真っ暗な中、警戒せずにスピードを出せば、
落差100m以上はあろうかという谷にそのままダイブしてしまいかねない、
寂れた峠道によくある不親切な設計だ

でも、こういう素っ気なさによって、掘り上げた当時の苦労がひしひしと伝わってくる

昭和40年代的というか、あのころまでに作られた物には愛想がなかった
余裕がなかったというべきかもしれない
現代のように、とにかく見栄えが良いようにと、細部まで配慮が行き届いた感じはしない
無骨というのか、実用一点張りで、人からどう見られるかは二の次という印象を受ける
当時なりに考えていたのだろうけれど

それを心地よく感じるのは、自分自身の思慮が及ぶ領域が残されているからかもしれない
結局、ペットのようなもので、
自分より劣っている存在を見て、安心するのと変わらないのかもしれない

あぁ、こんな昔に、こんな大変な場所で大変だっただろうねぇ

そんな風に、相手を見下して安心しているのだから卑劣なのかもしれない



トンネルを出ると、そこには素晴らしいパノラマが広がっていた
少なくとも、眼前の嶺々の中の最高峰からの眺めは快感でさえある


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黄色い部分は唐松。向こうは群馬県


八丁峠の標高は1,240mである

トンネルの先は、切り出された杉や桧の丸太が道端に積み上げられた悪路を、谷底目掛けて一気に下る

黄色い唐松が林立する美しい山肌の中、真っ赤な楓が街路樹のように連なる峠道を、信じられないぐらい下り続ける

行き着く先も峠なのに、こんなに下って良いのかと、不安になるほど下り続ける

辿り着くのは、国道299号の志賀坂峠トンネル東口だ
標高は780mとあるから、八丁峠との落差は460mもある
なるほど、下りまくったわけである


トンネルを西に抜ければ、群馬県だ



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下りきった先の、まるで箱庭のような集落

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紅葉屏風に煤けた民家の深い味


恐竜の足跡の前を駆け抜け、広い谷に下り着くと、そこは神流町の集落だ

長らく、急峻な谷筋を走り続けた目に、神流町の広い谷は実に清々しい

左折する国道299号とはここで別れ、右折して国道462号を東進すれば、
やがて神流町の中心地、万場だ

来月、この万場の小学校で、TBSラジオ、安住紳一郎の日曜天国の公開生放送が行われる

しかし、寂れた中心街からは、浮かれた雰囲気はみじんも感じられない



そろそろ日暮れを気にしなければならない

立派な木造の商店建築が連なりながらも、寂れてしまった中心街を東に走り抜ける

道の駅万葉に立ち寄ると、途中で目に入った立派な味噌醸造蔵元の味噌を売っていた
見るからに素朴なもろみを安く売っていたので、一年物の味噌と合わせて買い求めた

県道71号線に右折し、土坂峠を抜ける
唐松の彩りは目に入るものの、この辺りとしては珍しく、今ひとつ面白みのない峠道だった


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土坂越えは少し陰鬱な印象だった

交通量は極めて少ないが、道路はよく整備されていて走りやすかった
ただ、退屈で距離を感じる道だった

吉田町から、小鹿野町の国道299号に出ると、寒さは一気に緩み、空気は街の暖かさに変わっていた




今年は暖かい日が続き、紅葉は遅いと聞いていたが、
さすがに1,000m級の山の紅葉には遅きに逸した感があった


今回は神流町から国道462号を東進して戻ってきたが、これを逆に西進すれば、日航機事故の最寄りの集落である上野村に至る

上野村から、県道45号線を北上して塩ノ沢峠を越え、南牧村から県道93号線を西進すると、田口峠を経て信州佐久に抜けられる

塩ノ沢峠や田口峠の辺りは、全山が唐松林で、見渡す限り真っ黄色に紅葉する

殆ど誰も見に行かないが、それは非常に美しい



私は誰も幸せにすることができなかった、世界と了見の狭い男だが、
つき合っていれば、こういう風景を見せてあげることはできた

それに価値を見いだすかどうかは、受け取る側の捉え方次第だが、
きっと、価値を感じる人間など、この世に一人もいないのだろう



久し振りに長距離をこなした機関は、走り始めとは別人格のように一際スムーズになっていた
満タンにしたタンクは、残り1メーターにまで減り、トリップは216kmを刻んでいた


正丸トンネルを抜けると、すっかり暗闇になり、風が冷たかった
エンジンの振動と運転の疲れで痺れた体に、熱い広東麺がとても美味かった

2011年11月16日 (水)

紅葉(2)

中津川の集落の手前の右手に、短い隧道が狭い口を開けている


いかにも、山道への入り口然とした雰囲気だ


この隧道をくぐらずに県道を西進すると、その先には中津川の小さな集落がある
そこには、以前手掛けた民家の移築の建て主さんのご実家があり、一度招待されたことがある
樵であり猟師でもあるご主人自ら獲ってきた鹿の干肉や岩茸、大きさがまちまちのイワナ等、本物の山の幸を味わったことがあった
山の暮らしがひしひしと伝わる、味わい深い体験だった
また、2年前に紅葉狩りに来た時には、あまりの寒さにこの隧道の前でUターンしてそそくさと帰った


そんなわけで、この隧道入り口の景色は見慣れていた
しかし、ここから先の八丁峠越えは、今回初めて足を踏み入れる林道である


寂れた峠道に初めて乗り込む時の期待と緊張は、いつも独特だ


6.2万キロ余りを走破し、製造から17年が経ったバイクだから、途中でトラブルに見舞われるかもしれない
悪路を乗りこなせずに事故を起こすかもしれない
猿や鹿、熊と衝突するかもしれない

いずれにしても、交通量が少なく、極めて辺鄙な場所で何か起これば、かなりの困難が襲いかかるのだ

ヘルメットの中の小さな孤独に自問する

大丈夫か?
  ここまで快調だったのだから大丈夫だろう
行けるか?
  他にも走っている人がいるのだから行けるだろう


初めての道への第一歩は、いつもこうだ



八丁峠への山道は、日窒鉱山の繁栄の跡が廃墟となって残っていることから、
一部の人間に愛好されているようだ

かくいう私もこの手の光景は好きだ
廃墟がブームになる前から惹かれていたから、本能的に好きなのだろう


配管が道路脇にのたうち回り、通常では考えられない勾配のついた坂がいかにも鉱山の実用トンネル然とした、一車線の素堀トンネルを抜け、北隣の谷筋に出ると、空は一気に晴れ渡り、鉱山の風景が広がった

空模様と日差しの変化は劇的で、まるでおとぎの国に迷い込んだかのようだった

あらかたバイクで通り過ぎただけだったので、おおざっぱな印象だが、
建物の殆どは木造のように見受けられた

そして、状態は極めて悪かった

無論、社宅というものは所詮は粗末な普請だし、
加えて、ここは平地の少ない谷間だけに、建物の殆どが道に寄り添うように建っていて、踏み込むのは容易だ

この日も、廃墟にはいささか不似合いな、アニメキャラクターのカラフルなコスチュームとカツラを身につけた若者が立ち入って写真を撮っていた

これでは、荒れるのも仕方がないのだろう


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粗末なトタン葺き。ビジネス旅館だろうか

Sp1030419
背後の山はもう殆ど散っている

狭いつづら折りの上り道には、思いの外の交通量があった

濡れ落ち葉でスリップしないよう、警戒しながらやり過ごす
肩に力が入る

やがて、唐松の黄色い円錐形が目立つようになり、重装備を通して冷気も感じるようになると、標高を稼いだことを実感する

ただ、紅葉には、少し遅かったようだ

先週の土曜日はイベントに参加し、日曜は雨で来られなかったが、
残念ながら、その週末が盛りだったのかもしれない

Sp1030420 Sp1030421
美しい色合いは一部。全山紅葉を見るには遅かった


-つづく-

2011年11月14日 (月)

紅葉(1)

3ヶ月ぶりに、バイクのカバーを脱がせた

バッテリーのマイナス端子を繋ぎ、チョークを捻ってセルを回すと、
オドメーターに6.2万キロあまりを刻んだ古老は、幾らか不機嫌そうに目を覚ました

暖まるまでの不整な排気音は、
「ったく、もうちょっと頻繁に付き合いやがれ」と咳払いをしつつ愚痴っているかのようだったが、
11月にしては温かい空気に、その不機嫌な排気音もすぐにいつものリズムを取り戻し、チョークを戻した

ガソリンを補充する
満タン法で、17km/L。まぁまぁだ
竜頭を回し、トリップメーターを0に戻す

国道463号(非バイパス)から県道8号線に折れ、国道463号バイパスに右折
そのまま国道299号に入り、一路、秋深まりゆくであろう秩父を目指した

道は空いていて、秩父市街地の手前まで、ほぼ混雑はなかった

市街地郊外の、いつも立ち寄る、わかりにくい場所の蕎麦屋で、秩父の新蕎麦を食べた

もり蕎麦が500円

私は、蕎麦の香りを嗅ぎ分ける鼻や喉は持っていない

ただ、美味いと感じられればよい

そして、その店は、安くて美味い

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店先には柿と唐辛子が干されていた

秩父からは国道140号をひたすら西進する
旧荒川村あたりから山深くなり、三峰口近辺から急激に山間部になる

ジーンズの下にはパッチ、上にはウインドブレーカー
半袖Tシャツの上にハイネックの長袖、化繊のブルゾンの上に長袖のダウン
首にはネックウォーマー
バッグには、防寒を兼ねるレインスーツを仕込んでいる

大滝の辺りから寒さを感じたが、充分耐えられる程度だ

大滝の谷は深い
この辺りから、山肌が紅葉に華々しく彩られていた

滝沢ダム方面に進路を取り、壮大なループ橋と築堤をパスして、中津川方面に右折する

中津川渓谷だ


Sp1030413

その紅葉の中心部に茶屋がある
そこには車やバイク、自転車がたくさん停まっているので、少し通り過ぎたトンネルの先で停車する
トンネルができる前の旧道が遊歩道になっているのだ
といっても、車両通行止めになっているだけで、落石もそのままの、ただの手入れしていない旧道だ
そんな険しい谷に貴重な陽が差し、色づいた葉を透り抜ける
沢と岩肌にへばりつく、細い木々の彩りが鮮やかだった

Sp1030415
がれた岩肌の細楓の寂びた趣

そのまま進めば、ダート経由で標高1,740mの三国峠、その先は甲州だが、
私は中津川の集落の手前で林道に右折し、標高1,240mの八丁峠を目指した

-つづく-

できちゃった結婚みたい

私は、できちゃった結婚という行為が不潔に思えてならない

婚前交渉を否定しているわけではない

妊娠したから結婚する、という感覚に不潔感を覚えるのだ


最近、政治家が、国内で言っていないことを、海外の場で言うことが多いように思う

野田総理のTPP参加関係のAPECでの表明などだ

なんだか、日本から離れたところで既成事実を作って、
それを楯に事を進めようとするその態度は、
できちゃった結婚と同じように見えて、実に不潔に感じる

政治家のああいうやり方は、非常に姑息で疎ましい


私にもし子供がいたら、できちゃった結婚なんて絶対に許せない

息子にしたって、娘にしたって、政治家にしたって、絶対に許せない



そんな奴は、この世から消してしまいたい

2011年11月 9日 (水)

PCのモニタを新調した

私は、2つの液晶モニタを同時に使って仕事をしている
いわゆるデュアルモニタってやつである
これを一度経験してしまうと、その利便性は手放せなくなる

いずれのモニタもヤフオクで手に入れた中古品だが、その内の一方は、手に入れて暫くすると、
画面全面が赤一色になるという、残念な症状を生じるようになっていた

熱が一因らしい

幸か不幸か、分解清掃したら治ったので、そのまま使ってきた
夏の暑い時期には再発することもあったが、不思議と自然治癒していた

ところが、季節が巡って秋になり、涼しくなってきたこの時期に、再発したのだ

今回の症状は深刻で、電源を入れ直してもクールダウンしても快復しない

現在、大規模な施設の図面をちょっと急ぎで書いているので、このままでは仕事に差し支えてしまう

なので、思い切って買い換えることにした


今回もヤフオクで中古を買おうかと思ったが、Amazonで調べると、却って新品の方が安いことがわかったので、ほぼ15年ぶりに新品を買うことにした


世は16:9のワイドモニタ全盛のようである


故障したモニタはシャープ製だったのだが、あまり好きな画質ではなかったので、シャープは候補から外した
生き残っている方は三菱製で、画質も気に入っているのだが、残念ながら同社製品は高価なので、やはり候補落ち
海外のメーカーのものは使いたくない
で、画質が良いと訊いたことがあって前々から気になっていたiiyama製に狙いを定めた
安いし、どの製品の評判も上々だ
その中から、22型のE2208HDDという製品を選び、Amazonに発注した

22型のパネルが11,211円というのだから、液晶モニタも安くなったものだ


ただ、届いたモニタの造りの安っぽさには驚いた
脚など、まさにペランペランである
まぁ、こういうところを安価にしないと、この値段は実現できないだろう
それに、設置してしまえばそれほど気にならないものだ

PC本体に接続して起動すると難なく動作したが、画像がとってもぼやけている
アナログ接続しているような画質だ

しまった、性能が低かったか?と焦って、モニタの設定やビデオボードのドライバを更新したり、内容をいろいろと確認するうち、
ビデオボードのドライバ上で、フルHD動作を有効にする旨の設定に切り替えることで、本来の性能であろうものすごい精細な画質になってくれた

CADファイルを開いて、ちょっと作業をしてみる
画面の広大さが非常に有り難いし、精細さも申し分ない
やっぱり新品は気持ちいいなぁと喜んでいた


これで一件落着、あとはなんの心配もない



はずだった



なんと、作業を始めて暫くすると、画面が一瞬ブラックアウトしたのだ

何かの見間違いか?と思ったが、そうではなかった
ブラックアウトは一回だけでは収まらず、ちょっとの時間をおいて、何度も発生するのだ

これまでの経験からすると、なんだかとっても不穏な症状である

不良品かとも思ったが、まずはPC側に原因がないか調べてみることにした




私の使っているPCにはオンボードのモニタ出力が無い
その代わり、AGPのビデオボードが標準搭載されていた
拡張バスはPCIのみ

つまり、かなりの旧式なのである


実は、これで本当にフルHDなど対応できるのか、不安だった



デュアルモニタは、AGPとPCIにビデオボードを搭載して実現している

AGPは、Matrox社製のP650(64MB)というもので、私が換装したものだ
2D描画に定評がある製品で、確かに綺麗だが、フルHD出力はできない
元々、2つのモニタに同時にデジタル出力できる点に魅力を感じて手に入れたのだが、
残念なことに、使っている一部のソフトに対応できず、シングルで使ってきた

PCIは、nVIDIA社製のGeforceFX5200(128MB)
こちらはフルHD出力に対応している

ということで、新しいモニタは、PCIで接続していた

計算してみると、フルHDで色が32ビットだと、画面一枚だけで7.91MBになるようだ
リフレッシュレートは60Hzなので、7.91MBx60=474.6MBを一秒間に転送する能力がなければ、フルHDは正常に描画できないのだ

PCIバスは遅い、ということは聞き及んでいたが、改めて調べてみると、
その転送速度は、一秒あたり133MBというのだから驚く


なんと、必要な性能の28%しかないではないか



全然ダメじゃん


┐(´-`)┌




ということで、この症状はモニタの故障ではなく、転送速度の問題だろうと当たりをつけ、対策を考えた

換装する前の標準AGPビデオボードは手元に保管していた
調べてみると、nVIDIA GeForceMX440という、AGPx8倍で動作する製品のようであり、フルHDにも対応しているようだ
AGPx8の転送速度は2.13GB/秒と、必要性能の450%ほどの性能だ
これなら問題あるまい

P650を取り外して、MX440を搭載し、フルHDモニタを接続する

すると、エラーが出て起動しない


FX5200用の最新ドライバがMX440に対応していないのが原因と見込みをつけ、MX440とFX5200が共用できるドライバにロールバックした

これでエラーは出なくなったが、今度は動きが鈍い

BIOSを点検して、ビデオボードの優先順位をAGPに固定し、ビデオ関連のメモリ割り当てを最大に設定して、やっと正常に動作するようになった



古い機械を使い続けるってのは難しいものである


まる一日掛かってしまった



高度なゲームはしない、動画もあまり見ない、CADは2Dしか使わない
だからだろう
今まで、ビデオボードの性能に問題を感じたことはなかった
逆に、性能が上がった実感を得たことも無く、なんのために必要なのか、今ひとつよくわからない世界だった

今回初めて、ビデオボードの限界にぶち当たったというわけだ



良い勉強になった




古いPCに最新のモニタを接続する際には気をつけましょう





ところで、今回故障したモニタ
そもそもPCIバスでちゃんと対応できていたのか、計算してみたら、
一秒あたり300MBの転送速度が必要だった


あらら、必要性能の44%しか無いところで動かしていたんだ


動画を使わなかったからどうにかなっていたということだろう



Sp1030412_04
RDT176SとE2208HDDのデュアルモニタ
必要以上にワイドなので、タスクバーは横付けした


2011年11月 2日 (水)

ブルーインパルス予行演習

薄曇りの中、恒例のブルーインパルスの予行演習が行われた

いまさっきである

殆どが見慣れた演目の中、単機でちょうちん型の白煙を描く動きが目新しかった

惜しいことに、地平に近い空は白く曇っていたが、
明日は午後から晴れるというから、今日より見栄えがするかもしれない

Sp1030414 Sp1030413
薄曇りがちょっと残念

Sp1030412
実際にはもっと大きく見える


今日はこの後、各基地から出張してくる航空機の着陸が見られるはずだ

先日爆音を轟かせていたF-2は今日来るのかな?



ところで、この曲芸をしている時に上空を旅客機で通過したら、見えるんだろうか?


2011年11月 1日 (火)

今年も

13時過ぎ

ブルーインパルスのお出ましである

でも、到着したのは4機

あと3機はいつ来るだろう?

去年は、航空祭の前日に練習していたはずだが

今日は練習するのだろうか?

入間基地上空は薄曇りだ



13時35分

残る3機到着


なんで一緒に来ないのかな?



ブルーインパルスは東北関東大震災で被災した松島基地所属

地震発生時は九州だかどこかに出張中で被災しなかったそうだ


入間からは数多くの自衛隊機が現地に飛び立った


今年の航空祭は、特別な思いのこもるものとなることだろう

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