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2011年10月31日 (月)

再びの成田、追憶のドライブ

先日、成田山に行った

前回行ったのは8月、家内の手術の無事を祈りに行った時だった

その前は5月の連休中

今年だけで3回目

だから、とても頻繁に行っている感じだ

うちは真言宗だが、べつに信心深くてこんなに頻繁に成田詣でをしているわけではない

第一、うちは高野山派だし

今回の目的は、お参りではなく、父のカーライフの最後を飾るためのドライブである

なので、行き帰りの道程そのものを楽しませることを考えた

父は、道程にはあまり興味がない
これまで、母と成田に行く時も、高速道路で一直線だったそうだ

カーライフの最後がそれではいささか味気ないだろうという一存のもと、
ルート上、話題が盛り沢山の道を選んだ

といっても、いつもの道程に毛が生えた程度なのだが

実家を出て、まずは川越芋を買いに行った
父にとって初体験である

三芳町の農家から富士見市に抜ける

富士見市では、私が設計に参加した現代工法の新築住宅を紹介した
これまでも、でっかい家の図面を引いている、と、何度も話していたからだ

和光北から外環道に乗り、埼玉県を出て、千葉県の柏市に入った

柏市では、義兄の墓をお参りした
義兄の葬儀には、父と母も来てくれたが、墓には参ったことがなかった

柏から、手賀沼、印旛沼の端の一般道を快走すれば、一時間あまりで成田山である

午後1時を回っていたので、いつもどおりお参りをしてから、門前で鰻を食べようと思っていたら、
父が、ここに来たら護摩を焚いて貰わないと意味がない、と言い出して聞かないので、
仕方なく、護摩法要を申し込み、本堂に上がり込んだ

成田山の護摩法要は、30分だか一時間おき程度の時間割に則って行われる
我々は13時30分の回だったが、まさに老若男女、意外に多くの方が本堂に上がっていた

途中、護摩の火に持ち物を当てる、一種のまじないを受け付けるのだが、
鞄や財布、ぬいぐるみなど、想像以上に多くの、それも若い女性がやってもらっていた

皆さん、何か、悩んだり苦労しているのだろう

程なくして法要も終わり、立派なお札を受け取ってから、鰻を食べに行く

母は鰻がいまいち好きでなかったので、父と成田に来た時は蕎麦を食べていたそうだ
だから、今回の鰻は久し振りだったようで、珍しく、何度も、うまいなぁと感嘆していた

ほんの少し門前町をぶらぶら歩き、この後どうするかの相談

最初は、銚子まで足を伸ばし、港町の魚料理を食べよう、と意気込んでいた父だが、
思いの外ボリュームのあった鰻重で食欲が完全に消失したらしく、帰ろう、ということになった

帰りも、埼玉の三郷まで一般道を走り、外環草加から関越所沢だけ高速を使った

古くなったとか、壊れたから手放す車ではないので、高速を走っても非常に快調だった

こんなに調子のいいトヨタの最高級車を手放すのは、確かに惜しいだろう
私だって、維持費さえ低廉であれば、引き取っていたかもしれない

この車を買う前に乗っていた、マツダのセンティアのように

しかし、今回はそのような状況ではなかった




実家のガレージに止めて、少し遠くから眺める

父が、母を乗せて、あちこちに行った車
色々な思い出があることだろう

大きな事故も起こさず、いくつもの思い出づくりの手助けをしたその存在に、
ご苦労様、その一言だけ投げかけてみた

数日後、引き取られていく巨体は、ボンネットこそ温かかったが、
何の返事も返してはこなかった





一昨日、新しいプリンターを据え付けるために実家に行ったが、既にガレージに車の姿はなかった


父の、車のない、新しい生活がはじまっていた

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