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2011年10月

2011年10月31日 (月)

再びの成田、追憶のドライブ

先日、成田山に行った

前回行ったのは8月、家内の手術の無事を祈りに行った時だった

その前は5月の連休中

今年だけで3回目

だから、とても頻繁に行っている感じだ

うちは真言宗だが、べつに信心深くてこんなに頻繁に成田詣でをしているわけではない

第一、うちは高野山派だし

今回の目的は、お参りではなく、父のカーライフの最後を飾るためのドライブである

なので、行き帰りの道程そのものを楽しませることを考えた

父は、道程にはあまり興味がない
これまで、母と成田に行く時も、高速道路で一直線だったそうだ

カーライフの最後がそれではいささか味気ないだろうという一存のもと、
ルート上、話題が盛り沢山の道を選んだ

といっても、いつもの道程に毛が生えた程度なのだが

実家を出て、まずは川越芋を買いに行った
父にとって初体験である

三芳町の農家から富士見市に抜ける

富士見市では、私が設計に参加した現代工法の新築住宅を紹介した
これまでも、でっかい家の図面を引いている、と、何度も話していたからだ

和光北から外環道に乗り、埼玉県を出て、千葉県の柏市に入った

柏市では、義兄の墓をお参りした
義兄の葬儀には、父と母も来てくれたが、墓には参ったことがなかった

柏から、手賀沼、印旛沼の端の一般道を快走すれば、一時間あまりで成田山である

午後1時を回っていたので、いつもどおりお参りをしてから、門前で鰻を食べようと思っていたら、
父が、ここに来たら護摩を焚いて貰わないと意味がない、と言い出して聞かないので、
仕方なく、護摩法要を申し込み、本堂に上がり込んだ

成田山の護摩法要は、30分だか一時間おき程度の時間割に則って行われる
我々は13時30分の回だったが、まさに老若男女、意外に多くの方が本堂に上がっていた

途中、護摩の火に持ち物を当てる、一種のまじないを受け付けるのだが、
鞄や財布、ぬいぐるみなど、想像以上に多くの、それも若い女性がやってもらっていた

皆さん、何か、悩んだり苦労しているのだろう

程なくして法要も終わり、立派なお札を受け取ってから、鰻を食べに行く

母は鰻がいまいち好きでなかったので、父と成田に来た時は蕎麦を食べていたそうだ
だから、今回の鰻は久し振りだったようで、珍しく、何度も、うまいなぁと感嘆していた

ほんの少し門前町をぶらぶら歩き、この後どうするかの相談

最初は、銚子まで足を伸ばし、港町の魚料理を食べよう、と意気込んでいた父だが、
思いの外ボリュームのあった鰻重で食欲が完全に消失したらしく、帰ろう、ということになった

帰りも、埼玉の三郷まで一般道を走り、外環草加から関越所沢だけ高速を使った

古くなったとか、壊れたから手放す車ではないので、高速を走っても非常に快調だった

こんなに調子のいいトヨタの最高級車を手放すのは、確かに惜しいだろう
私だって、維持費さえ低廉であれば、引き取っていたかもしれない

この車を買う前に乗っていた、マツダのセンティアのように

しかし、今回はそのような状況ではなかった




実家のガレージに止めて、少し遠くから眺める

父が、母を乗せて、あちこちに行った車
色々な思い出があることだろう

大きな事故も起こさず、いくつもの思い出づくりの手助けをしたその存在に、
ご苦労様、その一言だけ投げかけてみた

数日後、引き取られていく巨体は、ボンネットこそ温かかったが、
何の返事も返してはこなかった





一昨日、新しいプリンターを据え付けるために実家に行ったが、既にガレージに車の姿はなかった


父の、車のない、新しい生活がはじまっていた

2011年10月27日 (木)

超弩級の爆音の犯人は・・・・

入間基地の航空祭の練習が続いている

10月26日の午前中、とんでもない爆音が轟いたので表に出てみると、
練習機T4とは異なる機影が、ひらひらと舞うように物凄い機動力を見せていた

めちゃくちゃな速さで近づき、お腹丸出しでUターンし、信じられない速さで遠ざかる
機体を裏返したり戻したりしながら滑走路上空を通過したと思ったら、急上昇する
その遙か上空には旅客機が白い機体を見せていたが、
そのまま突き刺さるんじゃないかと思うほどの速さだった

飛行速度はマッハぐらい出ているんじゃないかと思うほどなのに、
機体の動きのキレは、空気の抵抗をまるっきり感じさせなかった

その、青く塗装された機体は、F-16にそっくりなF-2戦闘機だった



うるさいわけだ



しばらく好き放題飛んだ後、南側から着陸態勢に入ったF-2

着陸するかと思ったら、滑走路上空で黒煙を吐き、そのまま滑走路直上を通過

すさまじいスピードで北東に消えてしまって帰ってこなかった






あれはなんだ



帰ったということは着陸する意志は無かったということだろうな

でも、一応着陸する意志を見せて、それに入間が許可を出したということか?



うっそぴょ~ん、このまま帰るよ~っ


ってなもんか?


このF-2が、どこの基地から飛来した機体かはわからない
無線でどんな交信が為されていたのか、聞いてみたかったな

2011年10月24日 (月)

KANのMAN

記憶の中には、色々な断片が意識せずとも組み込まれていると感じることがある

さっき、棚からふと取り出したのは、KANの96年発売のアルバム、MAN

発売は5月だが、夏から秋に掛けての歌が多いことに、今になって気付いた


ちょっと落ち込むことがあった

後悔している

どうにか取り戻せないものかと思い続けている

でも何もできないでいる


そんな折に、何の気なしに手に取ったアルバム「MAN」

タイトル曲「MAN」を良いと思ったことなど今まで無かったのに、

今の気分にぴったり寄り添うような歌詞で、ハッとした

願いなら叶えるさ できるだけ君が望む様に
例えば 新しい美しい世界 君が見つけた時
そのドアを開けてあげるのはぼくの役目だと思う

でも君が もし君が 最後の日 本気の決断で
そんなぼくにさよなら言うことを静かに決める時だって
黙ってドアを開けて見送るのかと言えばそれは違う
矛盾しているけど

好きで、何度も聞いていたアルバム

恋は二の腕発情期というふざけた歌の入っているアルバム

ニーノ ニーノ 君の二の腕に いつもどきどきしてるんだ
ニーノ ニーノ 君の二の腕を いつまで絡ませていたい

そんなダメダメな歌の入っているアルバム


きっと記憶のどこかに、歌詞の切れ端が残っていて、
でも、自分ではそれに気付いていなくて、
だけど、心の隙間を何かで埋めたいと思う時に、無意識のうちに、今聞くならこれだよ、と、
別の自分が記憶の海の中からメッセージを送っているんじゃないかとさえ思えてくる


そうしては、私の記憶の節目に染み込んで、新しい記憶の切れ端を残していく


ただ 逢いたい それだけなのに

いいえ 気配だけでも感じたい それだけなのに

それさえも もう叶わない?



秋の夕暮れは深すぎて、取り残された気分になる

川越芋

サツマイモの季節がやってきた

私は、旬の時期以外、わざわざサツマイモを買ってまで食べることはまずしないが、
この時期だけは、たんまり食べる


それはもう、箱買いして食べるのだ


というのも、比較的近くに、サツマイモの産地が広がっているからである


一帯は、「富」と書いて"トメ"と読む
今は川越市の隣、三芳町の一角である



川越は芋菓子でも有名な観光地で、
まちを歩くと、サツマイモの加工品が目立つ
お菓子からコロッケ、サツマイモ専門の料理店まである

そして、その殆どに、「川越芋使用」と書いてある

この川越芋というのが、富で収穫されるサツマイモ、その中でも紅赤という金時芋なのである

富の金時芋は、それほどのネームバリューを持っている


まぁ、観光地の加工品だけに、どこまで地場産品を使っているのかはわからないけど



産地である三芳町は、拙宅から車で20分~30分ほどの位置である

欅並木の古い街道沿いに、芋農家がずらりと並んでいる

販売は、農家の庭の一番奥の農作業場で行っている
街道に面して幟が並んでいるものの、千葉大町の梨街道に比べると、うんと地味だ

毎年買いに行っている農家の直売所に、昨日、買いに行った

生産農家は、川越芋を「昔の味」と説明する
「紅東のほうが甘くて人気があるんだけどね」と、変に謙遜する

そんなに甘みが強くないのは確かだ

でも、私は、この大人しい味の川越芋が大好きなのだ
紅東系のねっとりとは一線を画した、ホクホクの食感も大好きである

ホイルにくるんでオーブンで焼くと、栗にとても近い出来映えになる

口当たりは、栗そのものではなく、栗を裏ごしした食感だ
和菓子匠「たねや」や、中津川辺りの和菓子屋で作られている、きんとんにとてもよく似た食感である


八百屋で買うと目が飛び出るほど高い川越芋も、農家で買えばお手頃だ
5kgで1,365円だったかな


早速焼き芋にして、変わらぬホクホクの食感を楽しんだが、今年の芋はひときわ味がいいように思う


ちょうど、シーズンのはしりの時期だから、特に良い芋が手に入ったのかもしれない


近くの関越自動車道三芳パーキングエリアにスマートICが設置されているので、
とても地味なこの産地にも、ほぼダイレクトにアクセス出来るようになっているが、それらしい車は見なかったな

まぁ、それほど注目されていないおかげで、周辺の道路が混まずに助かるのだが





私が大学に常勤していた頃、研究室に遊びに来てくれる学生や、夜遅くまで課題に励む学生たちに、この芋をガスストーブで焼いて食べさせたものだ

あの頃は、10kgを2箱も買っていた



みんな、喜んでくれていたのかな?

私は身勝手で押しつけがましい性格だから、有無も言わさず無理矢理食べさせていたのかもしれない




あれから10年

その子たちも、みんな立派になった



今も変わらぬ味を頬張りながら、変わっていく教え子をふと思う


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2011年10月22日 (土)

新たなる挑戦

パナソニックは、自社製品の充電池「エボルタ」のキャンペーンのため、毎年、耐久性チャレンジ企画を行っている

去年は、東京日本橋から京都三条大橋までの東海道五十三次を走破するというもの

私も熱狂した

あれから、早くも一年経ってしまった

この一年の間に、企画の一役を担ったタレント3人のうちの2人が引退するという事態になった

展開があまりに感動的に過ぎたため、多くの人の人生を狂わした、罪な企画だったのかもしれない




今年のチャレンジは、なんと、トライアスロンへの参加だそうだ

場所はハワイ

昨年は日本でやっちゃったから、声援応援が大変なことになってしまい、ちょっとした社会現象になったけれど、
ハワイなら、そんなに大騒ぎにはならないかもしれない

ハワイ、行ったことないけど

日本人観光客が多いらしいが、まぁわざわざこのイベントを見に行く人はそう多くないだろう
少なくとも、玄関先を一行が通過するというのとは訳が違う
だから、去年ほどのフィーバーにはならないと思う

行脚ではなくて競技だし


しかし、去年も思っていたが、これってもはや、電池よりロボットの耐久性テストになっていないか?

電池頑張れ!と思って応援している人はほぼゼロで、
エボルタ君(ロボット)頑張れ!と応援している人が殆どだと思うのだが・・・・


まぁ、ウケを狙って企画しようとするとこうなっちゃうんだろうな


ハワイのトライアスロンは明日スタートだそうだ
競技期間は1週間
今回も、ホームページでストリーミング放送を行うそうだから、やっぱり見ちゃうんだろうな



2011年10月21日 (金)

運転返納

高齢者の事故は、大抵、その局面に対処できず、行動が破綻することからはじまるように思う

アクセルとブレーキの間違い事故などがその典型だ

アクセルとブレーキの間違いなど、若くてもやってしまうことだと思うが、
若い人は、その間違いに瞬時に気付いて正常な動作に切り替えることが出来る
高齢者は、それができなくなり、ただただ慌てて、結果、行動が破綻してしまう
そして、アクセルから足を離せなくなるのだ

そのような事態を引き起こしそうな人は、だいたい、目でわかる

やけに目を見開いているにもかかわらず、どこを見ているかわからない目は危ない

そして、自分はまだまだ若い、若い者には負けない、という性格は危ない


私の父も耄碌した

昭和11年生まれの75歳である
ここ半年で、急速に老人然としてきた

そして、上記のような目つきになり、上記のような性格が強くなり、
体の動きも典型的な高齢者になった

別にボケているわけではないが、こうなってしまうと、
非常事態に直面したとき、もはや正常な動作は期待できない

で、半年ほど前に、自動車を手放せと諫言した

それまで、何度か同じことを言ってきたが、いずれも聞き入れたことはなかった

しかし、今回は、あっさりと受け入れた

自覚があったようだ


今はタクシーもあるし、近所にバス停もある
それに、車を手放せば、幾ばくかの下取り代と、各種の税金、メンテナンス代、ガソリン代、保険掛け金、車庫代が浮く

この経費だけで、タクシーやバスの利用料ぐらい捻出できてしまうのだ

おまけに、事故を起こしかねない、という不安からも解放される

本当の意味での「必要のない車」など、さっさと手放すに限るのだ


で、父は今月末に車を手放す

父のカーライフの最後に、その車で、ドライブに行くことにした
運転は、私がする
車を手放させる目的は、父に運転を辞めさせることだからだ

この季節、紅葉のはじまっている場所もあると思うが、
車を手放したら二度と行かないような所に行くことにした

紅葉がどうだとかいう判断基準はいらない
紅葉の名所など、自家用車が無くても行きやすくなっていて、行こうと思えるからだ

どこにするか
まぁ、実はそんなに悩まなかった

成田、銚子に行こうと思っている

勿論、双方とも鉄道でも行ける

しかし、父なら、車がなければわざわざ行かない場所だろう

途中には、私の義兄の墓があるが、父は、義兄の墓参をしたことがない


こうして、年老いていく親を見ていると、高齢になってからの日々は死ぬ準備そのものだなぁと、大げさではなく思う

成田、銚子に行くのも、もしかすると父の人生で最後の機会かもしれない

少なくとも、自動車の所有は、今月で最後なのだ



いろいろとぶつかることの多い親だが、同情は禁じ得ない

7歳も年下だった嫁にも先立たれ、その嫁と長年楽しんできたカーライフにも、
半ば強制的に終止符を打たれるのだ

寂しいことも多いと思う

だからといって、仲良し親子になるかといえばそれは違うだろう

そこは、実の親子

成田・銚子道中の車内に揉め事が起きませんように・・・・

2011年10月20日 (木)

マウスを調整するソフト

先日来、マウスを買い換えた、という記事を何本か書いてきたが、
ロジクール製のM310というマウスは、やはり手に馴染まず、
ひとまわり大きいM510というマウスを改めて買い足す羽目になった

ところが、このM510
水平に動かしたつもりでも、ポインタが左上がりの軌跡を描くという、思いもよらない癖を持っていたのだ

Amazonの製品レビューに、同じような不満を漏らしている方がいたので、
故障というより、そういう設計のようである
要は、私の持ち方との間にズレがあるということのようだ

しかし、困ったことに、ロジクールの専用設定ソフトには、このズレを調整する項目がない

昔、やはりロジクールのマウスを買った際に添付されていた設定ソフトには、マウスの向きを調整する項目があった
だったら、その程度の機能を持ったソフトは世の中に存在するだろうと思って、フリーソフトを探してみた


ところが、これを見つけるのに苦労した


無いのである
こういう苦労をする人は少ないのかな?



で、散々探して見つけたのが、Nadesathというソフトである


他に、方向を調整できるソフトは見つけられなかったが、唯一見つけたこのソフトがすばらしかった



このソフト、マウスの方向を1度単位で調整できるので、斜め走りの問題は簡単に解決した

それに、マウスの加速度もきめ細かく調整できる
その細かさたるや、マウスの移動量を、超低速から超高速までの5段階に分け、それぞれを微調整できるというのだから驚いてしまう

私も、こんなに細かく設定できても、そこまで使わないだろうと思っていた
しかし、人間の感覚というものは侮れないもので、
このぐらい設定できないと、思い通りの動きにはならないのだ

だが、このソフトのもっと凄いところは、
複数のマウスを接続していても、それぞれを個別に設定でき、さらに、同時に制御できるところである


この機能のおかげで、解像度に2.5倍の差がある従来のマウス(IntellimouseExplorer3.0)とM510を、ほぼ同じ動きに設定でき、同時に使えるのだ


実は、Nadesathを探している間に、IE3.0の不具合を安定させてくれそうな、ChatteringCancelerというソフトも発見してしまったのだ



これら2つのフリーソフトのおかげで、結局、IE3.0も再び使えるようになってしまった

で、現在、M510とIE3.0を同時に使うという、変な状況になっている



M510の身軽さと精度の高さはIE3.0を遙かに凌駕するが、
IE3.0の握り心地とコントロールのし易さはM510を足下にも寄せ付けない

IE3.0の筐体にM510が収まらないかな、と試してみたものの、やっぱり無理だった

そりゃーそううまくはいかないよ

分解したついでにIE3.0の内部を掃除してやったら、動作がより安定してしまった



なけなしの買い換え投資は無駄だったのか?


いや、無線は強みだよなぁ・・・・






両方の美点を兼ね備えたマウスが在ればいいのに


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無線と有線、身軽さと持ちやすさ、M510とIE3.0


ちなみに、10月18日のAmazonのM510のレビューは私のものである


2011年10月19日 (水)

深夜食堂がはじまった

深夜のテレビドラマである

何年か前にも、やはり深夜に連続ドラマが放映された

ビッグコミックオリジナル連載の漫画を原作とするこのドラマ

実に渋い

ストーリーもセリフもセットも、丁寧に丁寧に作られている
そして、その見せ方が、とても素晴らしい

見ていて、あまりに気持ちが良くて、グッと来るほどだ





新宿ゴールデン街か、はたまた四谷荒木町か
狭苦しく雑然とした路地に小さく構える小料理屋

その店主、小林薫の寡黙さ
厨房の奥を隠す暖簾の向こう、蛍光灯の白い光の下で、大根の皮を剥くその風情

お客さんの日常の喜怒哀楽

ものすごくよく描写されている



病気で余命いくばくもない、高校時代の元彼女・安田成美を、

元彼・松重豊が、車椅子を押してこの食堂に連れてきたときの、
BGMだけでセリフを消したその映し方といったら・・・・

ヤクザである松重の手下が、店の段差に手作りのスロープを置いて、
店の外で所在なさげに待つ風情

次のシーンで、楽しそうにタコウインナーを食べる店内が映るかと思いきや、
封を切ったお清め塩と、松重の喪服姿で、全てを語るその演出



まんまと泣いてしまった



よかったなぁ・・・・







私も、あのようなお店の客になることに憧れを抱いた時期があった

古い街の居酒屋、小料理屋で、静かに夜を過ごすあの雰囲気


しかし、それは私には出来ない芸当だった


その憧れの光景を、こうやって見せてくれる
まるで、カウンターに座ってその光景を見ているかのように



深夜じゃないと、雰囲気の伝わらないドラマがあるのだ

2011年10月18日 (火)

航空祭の飛行練習

11月3日の祝日に、入間基地で航空祭が開かれる

その練習が始まった

これがうるさいんだな・・・・




普段の自衛隊の訓練飛行は、各飛行機が単機で離発着訓練する程度なので、
実はそんなに気にならないのだが、
これが航空祭の練習となると、お客さんを楽しませる飛び方の練習になるから、
まぁ迷惑な飛び方をするのだ


そりゃ、見てりゃ面白いですよ
航空祭当日なら、一日見上げていればその騒音だって楽しみの一つです

でも、練習は、いつどんな飛び方をするかわからないですから、
ずっと見ている訳にもいかないんですよ

仕事もあるし

だから、うるさいんです





ブルーインパルスなど、余所の基地から参加する飛行機は、前日に飛来する
今飛んでいるのは入間基地配属の航空機、練習機「T-4」や、輸送機「C-1」だ

T-4はブルーインパルスが使っている飛行機そのもので、
格好いいし、速いのでうるさくてもすぐにいなくなってくれるから我慢できる
しかし、C-1は、見ても地味だし、遅いから、とにかくうるさい

それが、4機フォーメーションを組んで、極低速で曲芸飛行している

あと2週間、これが続く


あぁ、うるさいなぁ

2011年10月17日 (月)

川越祭 訪ね歩き

忙しい日曜日だった


うちは借家で、その大家さんは茶農園を営んでいる

店舗はなく、農家の応接室で小売りしているようなお茶屋さんである

川越の知り合いへのお供えに、ここに立ち寄りお茶を買う

日曜の午前中の応接室
寝間着姿の大家さんと、知り合いのおばあちゃんがお茶のみ話をしていた
当然、お茶飲まないかい?と誘われた
ここの大家さんはいい人で、普段なら喜んでお茶を頂くのだが、
試験の時間があるので断ったけど、やっぱり飲んでしまった
早々に切り上げて、試験会場へ
相変わらず、資格学校のバカどもがうじゃうじゃいるのを全部無視して試験会場に入り、
試験を受けて、なかなかの手応えを感じつつ、試験会場を出る

久々にコーヒー豆を買うために、駅と反対方向に歩く
一駅ほどはあると思うが、3km弱だからたいした距離ではない
途中、昔から知っている鯉が泳ぐ綺麗な湧き水に立ち寄ってみたが、
水量が減ったようで、鯉の姿もなかった
水源地の上には、真新しい老人福祉施設の大きな建物ができていた
昔は畑だったから、建物のせいで地下水が減ってしまったのかもしれない

コーヒー豆屋
に行ったのは8ヶ月ぶり
焙煎が忙しいからか、はたまた私が上客ではなくなったからか、
ご主人の愛想が悪くなった
いつも、コーヒー豆の時価とか産地の状況など、社会的なことを話し掛けて来たのだが

奥さんと娘さんは変わらぬ笑顔で応対してくれたんだけど

早々に店を出て、最寄りの駅から川越祭に向かう

駅からもうかなりの混雑だったので、勝手知ったる川越の町。裏道を縫って、中心部へ

途中、川越を代表する料亭、山屋を覗くと、玄関先に女将がいたので、
ちょっと挨拶に立ち寄った
亡母にお線香をお送り頂いたお礼をすると、父のその後の様子など、気に掛けて下さった

そのうちフグでも食べに来ますよ、と、立ち話の失礼を詫びて後にする

知り合いの家に行き、仏間に上がると、来客で盛り上がっていたので、
仏壇に、お供えのお茶とお線香だけ上げて、
氏神様にお参りに行くからと、荷物を置いて外に出た

お参りを済ませ、裏手にある東明寺に行く
東明寺は川越で一番古い寺院の一つだが、観光化していないので、川越祭の最中というのに閑散としている
境内には大きな銀杏があって、ぎんなんの匂いが漂っていた
ここの住職は、私の学生時代の講師で、大学の先輩でもある
本堂にお参りすると、タイミング良く庫裏から顔を出してくれたので、声を掛けると、
二つ返事で客間に上げて下さった
話好きの住職とひとしきり与太話を楽しんで、寺を後にする

知り合いの家に戻ると、来客も減り、少し落ち着いていたので、
再度仏壇に手を合わせ、お相伴に預かる
一緒に飲んだお客人は、かつてこの家で寝泊まりして川越祭の調査を行った、
とある大学の研究室のOBとそのご一家だった

この方は祭事として川越祭を調査した方
私は山車を技術的に調査した者
それぞれの経験や知識を酒の肴にしていると、
綺麗な奥様も、とても可愛い娘さんも、興味津々で聞いて下さって楽しかった

この家では、この祭の日にきまってお会いする方がいる
今年、先方さんは土曜日に来てしまったようで、お会いできなかったが、
その奥さんとは、「織り姫と彦星みたいね」と語り合ったことがある
そんなロマンチックなものでもないけど、年に一度、同じ場所で会うのだから、
似たようなものだ

ここのご一家も、毎年来ているそうだから、七夕物語のようになるかな?
娘さんは器を作っているそうだから、来年はそんな話もしたいものだ

お客人もお帰りになり、旦那さんは自治会の会所の打ち上げに出かけ、
奥さんと二人きりになったので、落ち着いて世間話をする
こんど銀座に出かけるから、地理を教えて、と請われたので、
地図を書きながら、歌舞伎座とか、日劇跡とか、新橋とか、地下鉄の便利な駅とか、
築地とか、天賞堂の天使のオブジェとか、四丁目の交差点に面するビルの配置だとか、
そんな話をして、祭の夜を過ごした

時折、二階から猫が降りてきて、鰹節を嘗めてまた二階に戻っていった

観光名所の菓子屋横町がすぐ傍にあるのだが、
それでも、今年は町内から山車が出ず、お囃子も出していないので、静かな秋の夜だった

気が付くと9時半を過ぎていて、出店が片づけを始めていた

また様子を見に来るからね、とお別れして、大通りを駅に向かう
途中途中の各町の会所では、そろいの法被姿が打ち上げで盛り上がっていた

祭は、表を見るだけが楽しみではない
それを教えてくれたのが、ここのお宅である




来年は市政90周年

今年の人出も多かったけれど、来年はきっと、比較にならない規模になるだろう

それにしても、盛り沢山の日曜だった

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料亭山屋の前の路地。見えているのはここ幸町の山車。瀟洒な洋館は埼玉りそな銀行。

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左も同じ町内の山車。2台の山車を持つとは、さすが幸町

2011年10月15日 (土)

川越祭の週末

今日・明日は川越祭である


残念なことに、今日は生憎の雨だ
山車が町中を巡行するのが見ものの祭だけに、雨は痛い
ビニールで雨除けをしての巡行では、魅力はがた落ちだ


私は宅建の試験を明日に控えているので、今日は行かない
明日の試験終了後はちょうど頃合いの時間だから、天気が良ければ見に行こう

ただ、今年は15台しか山車が出ないようで、
まぁ数だけでいえば凄いのだろうけれど、一番由緒ある町から一台も出ないようだ

来年大きな節目でも迎えるのかな?


調べてみると、来年は市政90周年とか・・・・

これは大きなことをやりそうだ



山車には古いものもあるから、改修も大変である

知りあいは元町二丁目という由緒ある町域の元自治会長のお宅で、
生前聞いたお話では、山車の幕を新調するのに、京都の業者に発注して、
2,000万円ほどの費用と、ゆうに一年の納期が必要だったそうだ

とにかく、滅多にない仕事だけに、請け負う業者も少ないのだろう



そんな状況だから、毎年山車を出すというのは大変なのだ

きっと、来年に照準を合わせていて、今年は多くの町が出し渋っているんじゃないかな?



今、山車は全部で23台から24台ほどあるのかな?
きっと、来年は殆どの山車が引き出されるだろう


来年のほうが見応えがありそうな感じである

2011年10月14日 (金)

此600円也

先日ヤフオクで落札した、600円のCDプレーヤーが届いた

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Panasonic KXL-810AN。しっかりした造り。さすが日本製

届くまでの間に、同じ製品がどのくらいで出品されているのか検索してみたら、
なんと2,000円~6,000円という価格設定で驚いた

インチキ臭い出品も含まれていたが、
そうでもなさそうな出品でも、付属品に欠品が目立ちながら、
3,000円ほどの価格でのスタートになっている
いずれも入札はされていないから、設定が高すぎるのだろうけれど、
それを全付属品付きで600円で落札できたのは幸いだった

封を開けてみると、綺麗なものである
そこそこ大切に使われてきたのがわかる

早速、CDを再生してみると、立派な音で鳴ってくれた

ただ、本体のボリュームを調節すると、ガリガリとノイズを発する
ボリューム位置によっては、左右の一方から音が出なくなったりする
古いボリュームに良く生じる「ガリ」という症状で、
軽度のガリであれば、ボリュームを何度か動かすとほぼ改善する
しかし、今回の症状は割と重度で、
ガリ音も大きいし、何度ボリュームを操作しても、一向に改善する兆しも見せない

なので、早速開筐

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裏蓋にはプラスの小ネジが8本。それだけなのがいい

裏面の小ネジを8本ほど取り除けば、簡単に開いてくれた
最近の機器は、シールでネジを隠していたり、特殊なネジで簡単に開けられないことも多い
普通の精密ドライバーで開けられるのは、素直でよろしい

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右下がボリューム。大きな基盤にはアナログアンプを搭載

ボリュームのパーツは、分解できないカシメ方式が使われていた
横から見ると、接点自体は目視できる
これなら、なんとかしてあげられそうだ

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ボリューム素子。「6」の右下に接点が小さく見える

そこで、コピー用紙を小さくちぎり、無水アルコールを染み込ませて、
その接点に挟み込み、磨いてやる

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無水アルコールを染み込ませた紙片でゴシゴシ

すると、幾筋かの黒い汚れが付いてくれた

これできっとOK

昔はこのあと接点復活剤などを塗りつけたが、この手のものは基本グリス状で、
すぐに埃を取り込んでしまい、早々に接触不良を起こしてしまう
接点復活剤など安易に使ってはいけない


ついでに、そのほかの部分もお掃除を

ヘッドホン端子は、到着してすぐに掃除したのだが、
蓋を開けると、開放型のパーツで中がよく見えたので、
改めて、綿棒の芯に無水アルコールを付けてゴシゴシ磨くと、また汚れが落ちてくれた

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開放タイプの端子は様子が目視できて掃除が簡単

他に重要な金属接点はないので、液晶モニタだけ掃除して、
筐体を元のとおりにネジ止めして、整備完了

30分程度の整備だった


ヘッドホンで確認してみると、ガリは完全になくなっていた
左右の出力バランスも安定して、どっしりとした聴き心地になったように思う

よしよし

しかし、これはなかなか侮れない音質である

昔、偶然にも同じPanasonicのSL-S330というポータブルCDプレーヤーを持っていた
なかなか好きな音の機器だったが、それと似た感じの音に聞こえる
同じ時期の同じメーカーの製品だから、当然かもしれない
もう随分前に壊れて手放したので、いい加減な記憶だが、
この音質が好みであることは間違いないようだ


良い買い物だった


このCDプレーヤーの本職は、パソコン用の20倍速CD-ROMドライブである
CD-ROMを、20倍速で読み取るレーザー部と駆動部が与えられているから、
音楽用のものに比べると、幾らか丈夫で強力な設計になっているかもしれない

2011年10月13日 (木)

慰霊祭とカルチャーショック

多発性骨髄腫に罹り、最後は腎臓癌による腎不全で亡くなった母、
生前に意思表示していたわけではないが、我々遺族は、大学校病院の希望を受け入れ、
その遺体を解剖に提供した

昨日、その慰霊祭が、大学校主催で厳かに執り行われた

カルチャーショックだった

大学校、具体的に言えば防衛医科大学校である
ここまで具体的に書かないと、このカルチャーショックは伝えられない

防衛医科大学校
名前のとおり、防衛省管轄の医療大学校である

ちなみに、文部省管轄以外の大学は大学校というらしい

しかし、母の入院中、医師や看護師に接しても、防衛省=軍隊的な印象は片鱗もなかった
敷地には病院の他に、大学校と看護学校、その寮もあったが、学生らしい姿を見ることはなかった

所詮は自衛隊。軍隊ではないのだから、こんなもんだろうと、高をくくっていた



自家用車で正門に着くと、守衛の他に案内人が3名ほど、礼服姿で立っている
案内を受け、敷地に入り、ゴミ一つ落ちていない並木道をしばらく走る
駐車場の前にも案内人がまた2名
車を止めると、そのうちの一名が車に近づいてきて、受付までの道順を案内してくれた
受付で手続きを済ませると、受付人の一人が、遺族待合室まで案内してくれた

とにかく、人手が多い
そして、ものすごく丁寧で親切だ

待合室には、式場の席次が張り出されていた
事前に送られていた案内状には同封されていなかったそれを見て、ちょっと驚いた
「学生席」という領域があるのだ
そして、それは遺族席よりも広い面積を占めている


程なく、会場である広い体育館に案内された
正面には、舞台いっぱいに飾られた菊の祭壇
真ん中には、防衛医科大学校解剖献体慰霊云々という木製の太い柱が立つ
位牌のようなものだろうか
その前に、故人の芳名録らしき一冊が安置され、されに手前に献花台が用意されていた

学生席に着く学生さんたちの後ろ姿を横目に、遺族席に着く
学生は、おそらく400名ほどだろうか

式次第は簡単なもので、
開会のことば→黙祷→芳名録朗読→慰霊のことば→献花→あいさつ→閉式のことば
予定では、一時間も掛からないようだ

大学校長の挨拶はとても短く、
芳名録朗読では、解剖に、一般、病理、司法の3種類あること、
一般と病理は、この一年でそれぞれ30名~40名しか献体されていなかったこと、
司法は100件ほどの解剖が為されたが、芳名は読み上げないことが興味深かった

カルチャーショックを受けたのは、次の慰霊のことばである

呼ばれたのは、医師ではなく、学生だった

「2年生代表、某!」と号令が掛かると、

「学生隊!起立!!」

という学生の鋭い号令で、400名ほどと思われる学生が、一斉に立ち上がったのだ
それは全て、我々の背後で行われている
その物音と、それだけの人数が一斉に立ち上がったことによる床の揺れで、
私はその雰囲気に気圧されそうになった

軍隊的な、独特の制服を着た、軍人的身のこなしで、花道を歩いてきた2年生代表が、
こちらに振り向き、遺族席に黙礼をする

その身のこなし一つ一つが、ものすごく軍隊的なのだ

顔立ちまでが、なぜか、戦死した兵隊さんの遺影のような雰囲気を持っていた
目なのかな?正義感に燃えるような目
今の二十歳前後の日本人に、まず見ることのできない顔立ちだった

医学生だよなぁ・・・・

立場上、自衛官でもあるのだろうけれど、
医学生としてのイメージが勝つと思っていただけに、この雰囲気は強烈だった

祭壇に向き直ると、

「敬礼!」

浅く上体をかがめ、しばし敬意を表した後、

「休め!」

その全ての動きが、背後の400名ほどの学生と共に行われていた

その物音だけでわかるが、ものすごい規律である

慰霊文自体は、二十歳の男子らしい声で読み上げられ、
その内容も、日々の彼らの学生生活を想起させてくれる、微笑ましいものだった

ちょっと、ホロッとしちゃったな

5分あまりで読み終えると、また、学生全体での規律による敬礼がひととおりこなされた

ここまで終えて、やっとわかった
献体は、医学生の教育に活用されたのだ
私は、医師たちだけの研究材料になるものだと思っていた

献花は、我々の他、大学校関係者や自衛隊からも数人が行った
中には、ものすごくたくさんの勲章を胸に貼り付けた男性隊員や、
緑色の制服を着た、綺麗な女性隊員もいた

遺族代表の挨拶は、格式張らず、適度に私的内容を含むもので、とても素晴らしかった
「学生隊」の一連の動きで、会場に張りつめた不思議な緊張感が、程良く解けていく感じがした

会場での式が終わり、退場する際に、「学生隊」すなわち医学生を正面から拝見した
学生は全員着席のままである
詰襟姿の男子学生に混じって、女子学生もいる
表情に笑顔はない
全員、少し下を向いて、身じろぎもしていない


あぁ、日本軍の残り香は、こんな所に残っていたのだな


式は、近所の霊園の慰霊碑に場所を移して続いた

ちょっと早めに会場に着くと、慰霊碑の前で、100名ほどの学生が固まっている

が、さっきとは打って変わって、雑談している
男子学生も、女子学生もニコニコしている
やっぱり、今時の若者だ
そう思えて、なんだかホッとした

慰霊碑に献花した後、最後に、学生隊が横一列に並び、直立不動で我々を見送ってくれた

遺族の誰からとなく、その学生たちに、どうもありがとう、頑張ってね、と声を掛けた
隊列の前を通り過ぎ、振り向いてその光景を写真に撮りたかったが、やめておいた

それは、そっと心に仕舞っておきたいような、不思議な光景だった


今の時代の日本の若人に、あんなに軍隊的でなければならない数百人がいる

大変だろうなぁ

あの、勲章をいっぱいくっつけた軍人や、軍隊的所作を身につけた医学生たち

こういったものが、単なる風習的なものであり続けて欲しいと思う

2011年10月12日 (水)

kakiiinの再開を!

TBSラジオでは、kakiiinという番組を放送している

この番組は、もともと野球中継の無い時期の野球中継放送枠に組まれた番組だそうだ

野球の試合があるのが火曜日から金曜日までなので、
番組も火曜日から金曜日に放送する、ということから、
「かきーん」という番組名になったそうだ

なんと安直な・・・・

のちに、月曜日にも放送が拡大し、野球シーズン中でも、試合がない月曜日だけは放送されていたが




この番組を本格的に聞き始めたのは、一昨年のシーズンオフからだ

ゲストも大物ばかりだったし、企画もなかなか充実して面白かった
それに、昨年のシーズンでは、クイズに正解してビール券も当たった

ところが、今シーズンから、火曜日から金曜日の放送が無くなってしまったのだ


「かきーん」なのに、月曜日だけの放送



おかしいだろ凸(`、´X)



いやまぁそれはいいとして、とても残念なのだ


毎日違うレギュラーゲストがコーナーを盛り上げていた

昨シーズンオフでは、火曜日のデーモン小暮閣下、木曜日のサンプラザ中野くん、
金曜日のJILL等、ちょっと古い人間どもには本当に贅沢な布陣だったと思う

興味のないミュージシャンの曜日でも飽きずに楽しめたのは、
毎日違うTBSアナウンサーが、上手にMCを務めていたからだと思う

交通情報のアナウンサーとの掛け合いも楽しかった

普段は絶対に私語を挟まないウスイヒロコさんは、デーモン閣下の大ファンだそうで、
閣下にコールされると、驚喜して声がいつもと変わっていた
現在、交通情報を担当されている方の中で、一番好きな声だ
とろ~んとして、舌っ足らずだけれど大人の声、という、絶妙なバランスとクオリティ
閣下のお陰で、そんな素敵な声の持ち主の、原稿以外の言葉を聞くことができたのも嬉しかった


閣下が東北関東大震災後に初登場した回は、聞き応えのあるものだった

その日の放送についての記事には、今でも時折、検索結果づたいに覗きに来てくださる方がいらっしゃる
それほど影響力のある放送だったということだろう

ミュージッククリエイターズというコーナーでは、次代を担う若手が登場した
埼玉県の鶴ヶ島市出身というミュージシャンには親近感を覚えた
このミュージシャンも含め、聞いたことがない名前ばかりが登場するコーナーだったが、
皆さんの実力はなかなかのものだった

木曜日に登場していたメグロックが、故岡崎律子さんとのデュオ「メロキュア」の相方だったことに気付いたのは、つい先月のことだ

kakiiinのホームページの写真を見ると、メグロックの胸元には、「R」のペンダントが光っている
メグロック=meg rockの「R」かもしれないが、
彼女が亡き岡崎さんに捧げるとして発売したCDでも、別デザインのRのペンダントが輝いていたから、
亡くなった岡崎さんへの愛の誓いの徴かもしれない

メロキュアについては、いつか記事にしようと思っているのだが、とても難しい

今シーズンも登場してくれたらいいのになぁと、心から期待していたのに・・・・



なんとも、何とも残念なTBSラジオのこの判断

人気がなかったのか、予算の都合なのか、
判らないけど、惜しいなぁ



火曜日~金曜日のkakiiin、ぜひもう一度、再開して欲しい番組である

2011年10月11日 (火)

やっぱり使えるヤフオク

ヤフオクをそこそこ使ってきた
具体的に目的の商品がある場合も、そうでない場合も、
中古品を探すには、良いシステムだと思ってきた
それ自体は今でも変わらないのだが、
ここ1~2年ぐらいだろうか、利用者の入札の状況が変わってきたように思う

私は、競争入札はあまりしない

入札のないまま更新されたような、人気のなさそうな商品を探し、買い求めるのだ

このような商品の場合、ちょっと前までは、応札が無く、
スタート価格のまま終了することが多かったのだが、
最近では、入札すると、終了間際に応札されてしまうことがとても多いのだ

誰も入札せずに更新されたような商品が、である

昨日も、ポータブルCDプレーヤーで、そのような事態になった


別に、応札してまでそれを欲しいわけではないから、
そういうタイミングで応札されたことだけで購買欲は喪失する

まぁ、オークションなので、どのようなタイミングで入札しようと別に文句は言わないが、
欲しい商品は、欲しいと思ったときに入札して頂きたいのが正直な気持ちだ

まぁ、たまたまなんだろうけれど、
こういうタイミングを経験すると、サクラでも雇っているんじゃないかと疑ってしまう
或いは、いたずらか


ヤフオクは、IDを所有しているだけで月に400円も取られる
今までの購入額だけで計算すれば、退会した方が得だが、
骨董や中古にも手を出す私にとって、オークションは手放せない
オークションの中古市場は、店舗とは比較にならない在庫量があるからだ

それだけに、この胡散臭さはどうにかならないものか


先日、交換した卓上のソニーのアンプがなかなか気に入っている
携帯電話のミュージックプレーヤーを再生して楽しんでいるのだが、
手持ちのCDも気軽に再生したくて、ポータブルCDプレーヤーを探していた

応札されて逃したポータブルCDプレーヤーは、いわゆる普通の音楽用である
この手の製品は、デザインも凝ってるし、様々な機能も組み込まれていて、
リモコンやイヤホンも付属している
だから、中古といえども結構高価なようなのだ

そこで、何か代用品がないものかと、目星がないまま探してみると、あるものだ

ノートパソコン用の外付けCD-ROMドライブである

調べてみると、この手の製品は、大抵、ドライブ本体では殆ど操作できないようだ
接続したパソコンの画面で操作するので、低価格化のためにそう設計しているのだろう

そんな中、パナソニックのごく一部の商品に、ドライブ単体で操作できるものを見つけた
ひととおりの付属品が揃った個人の出品で、即決価格600円
発送はレターパック500。合計1,100円

電卓のような小さな液晶モニタが付いているので単独で操作できるし、
ヘッドホン端子も付いていて、アンプにも接続できる


即決した



こういう探し物ができるのが、ヤフオクの面白みだと思う
このような製品があるという知識も手に入ったわけだし



さて、1,100円のCDプレーヤー、どんなものだろう


ちょっと、楽しみ

2011年10月 9日 (日)

連休中日

秋は連休が多い

でも、連休らしい過ごし方はしていない

あと一週間、気の抜けない日が続く

この、忍苦の業が明けたら、良いことあるかなぁ?

秋祭り?紅葉?味覚?

久し振りに、あの山の紅葉を見たいなぁ・・・・

川越芋も食べたいなぁ・・・・


今週末は川越祭り

祭りの威厳は失墜しているけれど、
待っていてくれる人がいるから、ご挨拶に行こう


いつかな、まだかな、今年は来ないのかな?
そんな風に想いを巡らすのは苦痛だから

2011年10月 7日 (金)

朝倉家

代官山に残る重文住宅である

だが、中身は普通の屋敷だった

Sp1030408
二階が見えているのに窓がない。少々威圧的な玄関

もちろん、大豪邸である
それは否定しない
しかし、大工技術的に飛び抜けたことをしているかと言えば、そんなことはない
あくまで普通、或いは並である



この屋敷で「うまい」と思ったのは、一番奥の座敷である
これも、大工技術に感心したのではなく、座敷からの風景の見せ方に感心したのだ

杉の間、という名が与えられた部屋で、
その名のとおり、面皮の柱、天井板、床の間の落し掛や床柱、床框など、
造作の殆どを上品な杉で纏めた応接座敷である

なぜか、床の間の天蓋は桐だったけど

なぜ、霧島杉や神代杉あたりを使わなかったのか
まぁ、杉だけを使って部屋を造ろうと思ったわけではないのかもしれない


でも、この座敷のすばらしさは、材料ではなく開放感である

それは、座敷に入る手前の、廊下や前室から、すでに素晴らしいのだ


Sp1030412_2
通された客人は、この構図に圧倒されることになる


この屋敷はかなり高低差の激しい崖上に建っていて、
特に、この応接座敷は、山の頂上に建っているような配置になっている
そのせいで、窓の外に地面は見えない
それを意識しているのだろう、濡れ縁もかなり低くしている

それらによって、それはまるで飛んでいってしまいそうなほどの開放感が生まれている

この座敷は、なかなかのものだ


Sp1030415
地面も濡れ縁も見えない。まるで宙に浮いているようだ



応接座敷としての、客人の目を楽しませる工夫であり、
あるいは、陳情人を圧倒させる、物言わぬ武器なのだろう


今日は良く晴れて、少々風も吹いていたので、
開け放った障子からは、そのざわめきと木漏れ日が、
座敷の畳にチラチラと舞っていて、ひときわ趣があった


まぁ、あとは、材料にもビックリするような物は使っていない

霧島杉とか、秋田杉か、まぁそのあたりであって、豪邸としてはごく普通の体だ

朝倉家は大正時代の建築で、関東大震災に被災している
勿論戦火もくぐり抜けている
今回の地震でもかなり揺さぶられたことだろう

また、随分と転用された経緯があって、洋間に改装された部屋もある

このような経過の中で、恐らく、かなり改修されているに違いない

が、それはそれで悪い雰囲気ではない


Sp1030421
洋間に改装されている大広間。モダニズムの典型


日本建築は、大正と昭和では随分と出来が違うものである

センスも違うのかもしれないが、技術的にも随分違うように思う
日本の住宅建築の技術は、昭和初期が最高傑作期であることは間違いないだろう

朝倉家は、大正時代特有の、未だ消化し切れていない日本建築の無骨さが残っている
まぁ、時代的好みというべきか
大正時代までの日本建築は、今の日本人が見れば結構中国的な雰囲気を感じる物だ
大味といえばいいのか、繊細さはあまりないのだ


Sp1030411
二階広間の縁側。この素っ気なさが大正的


桐の一枚板をあちこちにあしらって、軽快な落ち着きを演出しているあたり、
必要以上に奇をてらうことのない、落ち着いた屋敷然としていて好ましい

朝倉家、大正時代の大金持ちの落ち着いた住まい、ということに尽きる
入館料わずか100円で気軽に楽しめる良い施設だ

Sp1030420
北隣するのはヒルサイドテラス。朝倉家が土地を提供した


ま、あれだ
遠山記念館が凄すぎるのだ

不忍池の端にある三菱の屋敷も見たが、あれ以上だもんなぁ
小樽の青山邸も見たけど、遠く及ばないし

遠山記念館は、川越市の北隣、川島町の田圃のど真ん中にある邸宅だが、
今現在残っている日本の邸宅建築として、最高傑作じゃないかな?
当時の日本建築技術の博物館的性質を持っているから、
職人ができること、やりたくても他の普請ではできなかったことを、
自由に、目一杯やらせていて、職人の腕が隅々まで冴え渡っているのだ

なのに、ぱっと目はそうとは気づかせない
建物全体を、抑制の思想が支配しているのだ

澄ました顔をしているが、脱がせるとこれがまた凄いんだな
魔性の女みたいな表現になるが、まさにそういう存在


いつまでも忘れられない

恋しくなると、逢いに行って、その技術と抑制の中にどっぷり浸って、至福のひとときを過ごす



大工技術も、デザインも、材料も、あそこまで充実したものはなかなか無い

朝倉家住宅が国の重文になるのだから、遠山記念館がそうなる日も近いかもしれない


Sr0011091 Sr0011099
遠山邸の簾掛。腕を振るえる場所全てで腕を振るっている。日本建築技術のオンパレード

定期検診

仕事中のBGMを鳴らしていた、古くて安物のサンスイのアンプが昇天した

突然、安全回路が働いて、音が出なくなってしまうのだ
電源を入れ直しても、この症状が続く
まるで、切れかかった蛍光灯のような感じだ

古いアンプによくある症状のようである

潔くサヨナラして、押入に押し込んでいたソニーのアンプと交換した

昇天したサンスイのアンプも、このソニーのアンプも、ヤフオクで落札した中古品だ
サンスイのものはよくわからないが、ソニーのこの型番は、1981年製らしい

30年前の製品である

電源を入れれば、ボンッと盛大なポップノイズのお見舞い
古くさいことこの上ない

見た目はなかなかとんがっていて、正面はアルミの地金でできている
それに、厚みが5.5cmという物凄い薄さなのだ
そのうち1cmは裏足だから、正面のアルミパネルの高さは4.5cmしかない
こんなに薄いアンプはなかなか見ない
机上に置くアンプとして、とても優れたチャームポイントである

だが、それとて、古くさい

それでも、鳴らしてみると、なかなかよろしい

マトモに動いている確信はないが、
変な発熱もしていないので、とりあえず使えそうである

まぁ、でも、そうそう長持ちはしないだろうな


古い物は壊れやすい

41年物になった私の体も、いつぶっ壊れてもおかしくないのだ
なんせ、胸を開いて、心臓を数時間止めて、血管を繋ぎ替えている体である
そんなエラー体を構成しているDNAが、他にエラーを起こしていない方が不思議というものだ

今日は3ヶ月に一度の定期検診
久し振りに、生体検査を幾つか行う
今のところ、何の問題も検出されないだろうけど


いつかポックリ
いいねぇ・・・・

生きていれば良いことあるさ、って、そうかねぇ

生きていれば、嫌なことばかりさ


私は、自ら命を絶とうとする人、あるいは絶ってしまった人を、責めようとは思わない

あー腹減った、あーラーメン食べよ

それと何ら変わらない

台所で、血だらけで倒れていた母を見て以来、それも一つの願望に過ぎないと思うようになった

思いとどまらせて、それ以後のその人の人生を背負うことができるのか?


私にはできないよ




私にできるのは、キンモクセイの花を見上げることぐらいだ

Sp1030413

2011年10月 6日 (木)

お久しぶりね

疲れた帰り道、この歌を思い出していた

お久しぶりね あなたに逢うなんて
あれから 何年経ったのかしら

岡山への日帰り出張の帰りだった
ただ疲れていた
体の芯から、心の底から疲れていた
その疲れを癒やしてくれる人が欲しかった


少しは私も 大人になったでしょう
あなたはいい人 できたでしょうね

エスニック料理屋の小さなテーブルを挟んで、
不思議な味わいを楽しんだ
端から見れば、恋人同士に見えたことだろう

お茶だけのつもりが 時の経つのも忘れさせ
別れづらくなりそうで なんだかこわい

酉の市に出かけた
切り山椒を買って、食べながら境内を歩いた
今思えば、いいデートだった

それじゃさよなら元気でと
冷たく背中をむけたけど
今でもほんとは好きなのと
つぶやいてみる

それでも、恋愛にまで至ることはなかった
大好きになった相手は、これからというときになると、
ことごとく牙を剥き、言葉の刃を浴びせてきた
そして、逃げるように去っていった

もう一度 もう一度生まれかわって
もう一度 もう一度めぐり逢いたいね

今、相手がどこで何をしているのか、何一つ判らない
そんな片想いばかりだった


お久しぶりね こんな真夜中に
あなたから 電話をくれるなんて

電話の向こうから、部屋の窓を閉める音が聞こえた
相手は、ベッドの上で携帯に話し掛けていた
これから恋が始まる、恋人同士の会話だと思っていた

おかしいくらい まじめな声で
私に迫るから 眠気もさめた

人生は短い、人生は一度きり
周りなど気にせず、心のままに生きて
そうやって生きられたら、きっとそれまでとは違う人生が始まる

もしも今でも一人なら 映画みたいな恋をして
愛を育ててみたいねと 笑ってみせる

それでも、相手が去ってしまえば、
残るのは、砂のように味気ない現実だけだった

それじゃさよなら これきりと
冷たく受話器を置いたけど
涙がしらずにあふれ出す
どうかしてるね

「私は強かった?
 いいえ、いつも揺れていたのよ・・・・」

もう一度 もう一度生まれかわって
もう一度 もう一度めぐり逢いたいね

もう一度 もう一度生まれかわって
もう一度 もう一度めぐり逢いたいね


(小柳ルミ子・1983年)



その日、私は食欲に救いを求め、赤暖簾をくぐった

いつも無口なラーメン屋のおやじが、私の顔を見て、


お疲れさん


と声を掛けた


何も言わず、ラーメンと、ビールを飲んで店を出た



あいよ、おまちどう、ありがとうございました

それ以外で、唯一聞いたおやじの声だった



店を出ると、夜の闇に雨が弱く降り注いでいた
見上げると、鈍い夜色の空に、無数の白い点が小さく光っていた


ラーメン屋のおやじに言って欲しい訳じゃないのに


足下に視線を落とした
靴の底で砂利が潰れて鈍い音を立てていた


その時、レコードを持っていたわけでもない20年近く前の流行歌を、
私は突然口ずさんでいた



不覚にも涙が零れた



あの日以来、そのラーメン屋の暖簾はくぐっていない
でも、あのおやじの一言は、いまでもありありと耳に残っている



15年ほど前の、誕生日の夜だった

2011年10月 5日 (水)

マウスの結末

マウスとの苦闘が続いている

ロジクールM310は、両脇が窪んでくびれた形状だ
エルゴノミクスデザインなのだろう
確かに、手に持った第一印象はとても良い
が、昨日の記事のとおり、私にはこのくびれが馴染まないわけだ

女性はくびれていたほうがいいけど
特にくびれたあと下半身が広がるのが・・・・
スカートを履いた腰の広がりが大好きで・・・・



で、板ゴムを貼り足して、ずんどう体型のマウスにしてしまった

この状態で、繊細な操作が必要なCADを、ついさっきまで操作しつつ、
貼り足したり貼り替えたりを繰り返しながら、やっと及第点に辿り着いた

それが、これだ

Sp1030411
左ボタンに一枚、右サイドに二枚

Sp1030410
左サイドにも二枚。ゴム板一枚の厚みは3mm

Sp1030412
くびれレスデザイン。残念なかんじ

これはこれで急場凌ぎとしては効果的な対処だったと思う一方、
この試作品のような見た目のマウスを、これから先もずっと使うべきかとなると、
やっぱり、かっこ悪いなぁ

ちゃんと私に合う形状のマウスを探すべきなのだろう


ロジクール製には適当な製品がないようなので、
今まで使ってきた、マイクロソフト製にも選択肢を広げようかな

2011年10月 4日 (火)

マウスが・・・・

残念なことに、どうしても新しく買ったマウスが手に馴染まない

電池の軽量化(による重心の変更)は、CADを操作する上での改善までには至らなかった

これまで使用していたマウスと並べて、何が問題なのか、自分なりに検討してみた

その結果、2つの違いが浮かび上がったのだ

一つは、解像度というものである

モニタに付き物の解像度という概念が、マウスにもあることは知っていたが、
その違いが、使い勝手に影響すると考えたことはなかった

M310の解像度は、これまでのマウスの2.5倍である
この違いが、マウスを動かす際に出てくるようなのだ

マウスは、長い距離を素早く移動させたい時と、
ゆっくり動かして、きわどく狙いを定めたい時とがある

素早く移動させる時の設定が、ポインタの加速で、
ゆっくり動かす時の挙動を設定するのが、ポインタのスピードだが、
この双方が満足のいくバランスにならないのである

この原因が、おそらく解像度である

どうしたって満足のいく設定にならないので、
CADを操作していてストレスが溜まる、ゆっくり動かすときの挙動を主眼に設定して、
素早い動きを犠牲にする設定に切り替えた

また、暫く使って結論を出したい

もう一つの違いは、マウスの大きさである

私が今まで使ってきた、MicrosoftのIntellimouse Explorer3.0というマウスは、
非常に大きいマウスだったが、店頭で試用して決めただけに、私の手にぴったりだった

M310との、幅と長さの違いの影響が大きいようだ

新旧並べて、操作感を比較すると判ったのだが、
私は、マウスに、親指と薬指の根本当たりの掌を載せ、
親指の先端と、薬指・小指の中央あたりで挟んで動かしていたのだ

それが、M310では親指先端以外全く違う握り方になっていて、
薬指と小指の先端で挟み、親指の根本はマウスから浮いている

こういった違いが、操作感に大きく影響しているのだと思う

で、手持ちの両面テープ付きゴム板(3mm厚)を切った貼ったして、
なんとか従来品に近いフィット感に近づけてみた

その結果が、これだ

Sp1030409
左ボタンと左の窪みに1枚、右の窪みには2枚

なんとも残念な姿であるが、
なんとか及第点に達した感はある
それでも、親指の根本の掌が浮くことへの対処は不可能だった

これでダメなら、M310は持ち歩きのノートパソコン用と割り切って、
よりよいマウスを探すしかない

写真右隣は、これまで使ってきた、Intellimouse Explorer3.0である

このマウスも、一部で評価の高いマウスだったようである
特に、ゲームを操作する人に評判がいいようだが、
私はゲームをしないので、その理由は判らない

ただ、今、これだけ大きいマウスが皆無なのは確かである

あまりに評判が良く、再販希望が多かったようで、
Microsoftは、一度は生産を終了したIntellimouse Explorer3.0を再販している

しかし、無線ではないし、非常に高価で手が出ない

ロジクール製品では、一つだけあるようなのだが、重いし、高価だ
他社では、動作などで非常に評判の悪い製品が少々存在する程度である

どうやら、時代は小型マウスのようなのだ

困ったものである

2011年10月 3日 (月)

お礼訪問

先日竣工した現代工法の家に、新築のお祝いと、お礼を申し上げるべく訪問した


手土産には、取り寄せた梅干

事前に連絡するのもおこがましいので、アポ無し突撃訪問である
もしご不在なら、梅干とメモを置いて帰るまでだ


インターホンを押すと、幸いにも奥さんの明るい声


「あ~っセンセー、いま噂してたところなんですよ~」



見慣れた笑顔でのお出迎えが嬉しい


センセーだなんて、私にしたってそんなふうに呼ばれたくはない
大学生に散々そう呼ばれてはいるものの、学生と社会人とでは訳が違うのだ
ムズムズするように恥ずかしく、気持ちがまるで落ち着かないのだが、
だからといって、私から呼び方を押しつけるのも随分と図々しい話だ
こちらの建て主さんはセンセーという呼称が使いやすいご様子なので、諦めている
私が煽てられないように気を付ければいい話である



玄関から入るのは今日が初めて


上がり框の左手には、壁から手摺り棚が生えている
板材は、奥さんが家具店で買い付けてきたマホガニーの無垢板
さすがの質感の上に、小さな植物と、ちょっとした小物が上品に飾り付けてある


右手には、本家筋にあたる建て主さんには不可欠な法事用の座敷が広がる
あまり畏まりすぎないようにと、奥さんの要望でもある琉球畳が10畳分敷き詰めてある
この畳表には、通常の目荒な琉球表ではなく、
女性のストッキングを傷つけないように、目の細かい目積表を使ったので、
男性の足の裏にも当たりが優しい

床の間に造り付けた仏壇の蝋燭を灯し、お線香を立てる
お邪魔しますよ、失礼しますよ
そんなことを頭の中でもぞもぞ唱える
この仏壇には、旧家屋の造り付け仏壇に取り付けてあった欄間彫刻をそのまま移設した
桑の唐草透かし彫りと黒柿の家紋が、古びて良い味を出している


この座敷の南縁にはタイル敷きの土間がある
座敷との堺と流し台の立ち場には、旧家屋に付いていた式台を移設した
いずれも、厚み6cmあまりある見事な一枚板で、うち一方は欅である

この土間は、ご親戚が頻繁に来訪されるこちらのお住まいの気楽な応接室なので、
ここでお茶を飲めば、見慣れた家屋の品々が目に入るようにしたのだ

ご親戚には高齢者も多い
そして、高齢者は、たいてい「昔の家の○○は良かった」と口走る
それを見越して、旧家屋の中でひときわ立派だったアイテムを移設して、
いわばその口封じにしたのだ


鬱陶しい小言を聞かずに済んでますよと、喜んでおられた


Sp1030400
座敷南縁の応接土間。掃出窓の幅は1.5間ある


純和風の座敷の西側には、幅1間のフローリングの廊下が面している
この廊下以降は、この家屋全体のイメージ、すなわち洋である
トーンは白。正面には床から口を開けた大きな一枚窓を据え、その上部は吹抜にした

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廊下に面する座敷用トイレも洋のイメージ


リビングに入ると、施工を手掛けた建設会社の女性職員が訪問中だった
部屋全体に飾り付けのセンスが行き届き、上品な雰囲気が満たされている
奥様がマメにお茶やらお菓子を出してくださるものだから、
職員の女性たちも、居心地良く会話に花を咲かせている
まるで、上質な喫茶店のようだ

喫茶店でもされたらいいのに、会員制で

若い職員の笑顔が可愛らしい


その雰囲気をつくるための建築的な貢献は、天窓だ
少し南北に長いダイニングキッチンが暗くならないように、
キッチンの上には二階を造らず、天窓を2つ設置した
この天窓から降り注ぐ自然光が、白い壁に反射して、
ダイニングテーブルで会話を楽しむ女性たちの表情をほの白く照らす

これで、ただでさえ綺麗な女性が、より一層綺麗に見えるのだ
天窓が、こんなにうまい機能を果たすとは思ってなかった

清々しく明るいダイニングで、女性同士談笑する顔はとても美しかった


やはり、女性は花だな



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キッチンの天窓は、女性をより美しく見せてくれる


職員は、完成物件の写真撮影に来ていたようで、
撮影した写真は、今後、この会社のブログで公開するためのものだろう
きっと、そちらのほうが綺麗な写真を見ることが出来そうだ




完成後は、建て主さんご夫婦のご親戚をはじめ、
ご友人、ご近所の方など、多くの方が見物に来訪するそうだ

あまり付き合いの無かった人まで、何かと理由を付けて見に来るんですよ

というご主人の話には実感がこもっていた


それでも、そうやって見に来てくださるというのは、なかなか嬉しいもののようである
私も、冥利に尽きるというものだ

ホテルのように白く広い洗面所や、ガラスのタイルをあしらった明るいトイレ、
窓の外のデッキの高さを工夫した浴室など、
奥様の好みとセンスでほぼ統一した、見所てんこ盛りの家だけに、
見物に来る方はかなり楽しめると思う




話に夢中になってしまい、写真を撮り始めたのが暗くなり始めてからだったので、
たいして撮影できなかったのが残念だ


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洗面。鏡脇の窓は日中のフェイスライト 天井直下の窓がとても明るい主トイレ

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高いデッキで入浴感を強調した浴室  二階廊下。これが、この家の雰囲気

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生活を彩る飾り棚。施工段階での奥様のアイデアが多い


建て主さんも、見物に来る方も、
どうか、いろいろ意地の悪い目で見て頂いて、意見を聞かせて頂きたいし、
ご自分の参考にして頂きたい



仕事の依頼につながれば、なおよろし、である

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