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2011年9月14日 (水)

徳島の夜

徳島阿波おどり空港は、市街地から10km程離れている

タクシーの運転手は、関西地方人特有の人当たりの良さで、親しげに話し掛けてくる
今回の運転手さんは、阿波踊りについて熱く語ってくださった

氏曰く、阿波踊りは、有料桟敷を作ってから面白くなくなったそうだ

阿波踊りは、「連(れん)」という団体単位で踊られているのだが、
これが近年のように整然とした踊りを見せるようになったのは、桟敷が出来てからという


テレビでも撮られるようになってしまって、そこでしか踊らなくなってしまったのだそうだ


本来、街のあちこちで、誰彼となく踊っていたのが阿波踊りだそうだ

阿波踊りには男踊りと女踊りがあるそうだが、
女踊りは整然としているもので、男踊りは滅茶苦茶バラバラなのだそうだ
それが、最近では男踊りも整然としてしまい、その中で女性も踊るようになったのは由々しきことらしい

風情があったのは30~40年ほど前までだったこと、
今も風情が残っているのは、徳島市内でも津田という港町の阿波踊りだということ、
結婚式などで有名な連に出演を依頼すると30万円程度掛かるということ、
名人が男女2名いて、お二人とも同じ名字(四宮さん)ということ、

まぁ30分ほどの間、思いの丈を機関銃のように話してくださった

飛行機が遅れたことなど元から気にも掛けていなかったが、
氏のおかげでさらに楽しい徳島入りとなった


市内のホテルに荷物を置いてから、駅前の「えび一」という料理屋に夕食に出かける
気軽ながら、ビシッとした活け作りも出してくれる、徳島での我々の定番の料理屋だ
生前の母とも行った
鳴門鯛の活け作りや、活け車海老の湯引き、
イカやタコ、ウツボを使った小料理から、隠れた名産"ぼうぜ"の塩焼きまで、
地酒を相手に徳島の美味を堪能した

母が好きだった、駅ビルの最上階にあるバーにハシゴ
去年は台風の影響で天気が悪く、店も空いていたが、
今年は天気もよかったせいか、なかなかの盛況だ

合コン流れと思しき二十歳そこそこの男女グループがいたが、
男子は冴えなくて、女子はみんな可愛かった

そんなつまらない男相手に呑んでないで、オレと呑まないかい?

そう声を掛けたくなる衝動が口元まで込み上げた

しかし、私から見れば心底詰まらない男に入れ込む女もいる
そんな女に、何を言ってもムダだ
きっと、彼女達だってそうだろう

おまけに、こちらは後期高齢者の父と出来の悪い兄、家内まで連れていた

旅先のアバンチュールなんて、幻想でしかない


徳島駅は非電化である
18階の窓からは、架線や架線柱に遮られることのない、
投光器の水銀灯を銀色に反射するレールが美しい
夜も更けて、車両を入れ替えているその動きが、程良く目を楽しませてくれる

いつの間にか、例の女の子たちも帰っていた



晴れて眺めも良かったから、去年の雨模様よりいいだろうと思ったが、
このバーは雨模様のほうが似合うようだった

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