« 紀勢東線とレトロ | トップページ | 東海道本線(在来線)の旅 »

2010年11月10日 (水)

山口由子

山口由子といえば、ちょっと名の知れているシンガーソングライターだ

名が知れたのは、「believe」という曲

1999年の月9ドラマの主題歌に使われ、相当に売れたようだ

が、売れたからCDを買う、といった順番で知った人をネタにはしない

1994年のデビューアルバムを買っていたのである

もちろん、この人が誰なのかも知らずに、である

聴いてみると、声は若々しくて、サウンドもウキウキするほどキラキラと美しいのに、
曲調や歌詞
に面食らった

上手く表現できないのだが・・・・
曲調は、昔のアイドルの曲という感じでもなく、もちろん演歌とも違う

25歳~35歳前後のオンナの持つ、大人になりきっていない可愛いらしさが良く出ている
とでも表現すれば良くきこえるかもしれないけど・・・・

歌詞に織り込まれている情景は
、出戻り娘の意地っ張りな心境であるとか、
親から届いた手紙に涙するとか、恋をつかみ取ろうとする女の深層心理とか、
25歳~35歳前後のオンナの持つ、なんとも言えない意地っ張りな雰囲気が良く出ている
と言えば良くきこえるかもしれないけど・・・・

要するに、なんだか古くさいのだ
う~ん、どうなんでしょう?イマイチかなぁと、正直思った

ところがである
この手のある意味時代錯誤的なものを編み出す人からは、
それらの歯車が上手く噛み合うと、グンバツにいいものが生まれるものらしい


「Rain
Rain Rain」(本当の表記はRainの3乗)
作詞・作曲とも山口由子さん本人

これが、いい


夜の街の俯瞰を想起させるオープニングのサウンドに乗せ
恋の終わりの哀しい情景に始まり、
思い出の涙に暮れ、
そんな自分を救う女友達の有り難さに感激し、
新しい明日への希望を抱くまで
僅か5分足らずの一曲によくもまぁここまで無理なくシーンを織り込めたものだと感心する

曲の速さも、武部聡志の編曲も素晴しい

この曲、シングルカットもされていないから、殆ど知られていないだろう
でも、アラサー女性の弱さや、強さや、可愛らしさや、悲しさ、
そしてわがままさまでもが、美しい器に、綺麗にギュッと凝縮されている

ラジオなんかで流れてきたら、ちょっと感激してしまいそうな、そんな素敵な一曲なのだ

まるで、草むらの陰で人目を避けるかのように埋もれ隠れているこんな一曲を知っていると、
なんだかちょっと嬉しくて、心が豊かな気分になれる

P1030085
山口由子「しあわせのみつけかた」PCCA-00638/1994年

 
この方、元々は漫画雑誌が企画したアイドルグループの一人だったそうだ
 才能が日の目を見る機会に巡り会えるって、恵まれている

« 紀勢東線とレトロ | トップページ | 東海道本線(在来線)の旅 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/563961/49987814

この記事へのトラックバック一覧です: 山口由子:

« 紀勢東線とレトロ | トップページ | 東海道本線(在来線)の旅 »

フォト
2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ