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2010年10月16日 (土)

KAN

「愛は勝つ」のKANである

紅白に、モーツァルトのような衣装で出演したのはいつのことだろう?

でも、僕がKANを好きになったのは、愛は勝つがキッカケではない

気まぐれで、96年の新譜「MAN」というアルバムを買った
彼女との諦めきったとしか言いようのない関係を描いた「8 days A week」
昔を懐かしんで思いっきり盛り上がった後に黄昏れちゃう「DISCO 80'S」
そして、失恋の切ない心を秋の情景に重ねた「Autumn Song」

「愛は勝つ」しか知らなかったから、KANがこんな歌を歌っていることが衝撃だった
その後、殆どのアルバムを買い漁った
中古だったが

彼の歌には、中年男の切なさがぎっしり詰まっている

一見して明るい歌でも、それを支えているのは男の切なさだったりする

その男が背中を向けた時に感じる、切なさの蓄積
こちらの思いこみかもしれないけれど、男の僕からしても、
そういう時に感じる寂寥感とか、寂寞感というものは、男の魅力の一つである

そういう意味で、僕は、「Happy Time Happy Song」が大好きである
1999年発売の「クレムリンマン」に収録されている

ミュージシャンであるKAN自身を、笑顔で占う街角の占術師になぞらえている
これだけの存在感を持つ自分自身のことを、
「所詮は3,000円でみんなの背中をちょっと押すだけの存在だよ」
と、さらっと謙遜するそのメロディーはあくまで明るい
でも、その明るさに、男の切なさを感じずにはいられないのだ
だから、この歌を聴くといつもグッと胸が熱くなってしまう

この歌を聴いてしまうと、「甘海老」とか、「夏は二の腕発情期」とか、あんな滑稽な歌を歌っていても、
KANさん、心の中ではいつも別のことを考えてるんじゃないですか?と訊きたくなる
「牛乳飲んでギュー」とか、「ひざまくら」なんて、照れ隠しなんじゃないですか?と尋ねたくなる

サクッと歯切れの良い楽器の音と共に、
僕の心は、
時折無性に彼の歌を求める
そして、いつもその期待に見事に応えてくれる

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